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チュニジア出身の科学者Moungi G. Bawendi氏がノーベル化学賞を受賞

10月4日スウェーデンのノーベル賞選考委員会は、チュニジア出身の科学者であるMoungi G. Bawendi氏を2023年のノーベル化学賞受賞者の一人として発表しました。Moungi氏は米国マサチューセッツ工科大学の教授で、「量子ドット」と呼ばれるナノサイズの結晶を安定的に製造する技術を開発しました。Moungi氏らが開発した量子ドットは、人類に最大の恩恵をもたらしつつあると評価されています。Moungi氏はチュニジア人の数学者の父親とフランス人の母親の下、1961年にパリで生まれ、フランスとチュニジア、米国で育ちました。

内閣府国際広報誌『KIZUNA』に当センターに関する記事が掲載されました。

内閣府国際広報誌『KIZUNA』に当センターに関する記事「JAPAN-TUNISIA ACADEMIC EXCHANGES SOW SEEDS OF BUSINESS」が掲載されました。

・掲載された記事URL(HTML):
https://www.japan.go.jp/kizuna/2022/06/japan-tunisia_academic_exchanges.html

・掲載された記事URL(PDF):
https://www.japan.go.jp/kizuna/_userdata/pdf/2022/summer2022/japan-tunisia_academic_exchanges.pdf

・内閣府国際広報誌『KIZUNA』トップ:
https://www.japan.go.jp/kizuna/index.html

「科学技術を通じた食薬資源の高付加価値化」に関する3か国ハイブリッドフォーラム開催

5月27日に行われたSATREPS最終フォーラムがJICAモロッコ事務所のFacebook記事に紹介されました。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=388455269979706&id=100064457089721&sfnsn=mo

以下、許可を得て転載。

2022年5月27日、「科学技術を通じた食薬資源の高付加価値化」をテーマとしたフォーラムが、ハッサンⅡ世農獣医大学(IAV)にて開催されました。日本とチュニジアともつないでの対面・オンラインのハイブリッド形式によるこのフォーラムは、2016年からJICA/JSTのSATREPSプログラムの枠組みで実施されてきた「エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究」プロジェクトを締めくくるイベントです。


このフォーラムにはモロッコ側では倉光秀彰在モロッコ日本大使、ビラル・ハジョジ農業海洋漁業農村開発水森林省教育・研修・研究局長、サナ・ゼバク高等教育科学研究イノベーション省協力パートナーシップ局長、アブデルアジズ・エルフライキIAV学長、伊藤隆司JICAモロッコ事務局長が列席。またチュニジア・日本側からは、清水信介在チュニジア日本大使、モハメド・エルミ在日チュニジア大使、上野修平JICAモロッコ事務所長、そして当プロジェクトのリーダーである礒田博子筑波大学教授らがオンラインで参加されました。全体としては、国内・国際機関や民間セクターから約150人(対面約100名、遠隔約50名)が参加した盛況なイベントとなりました。


ここでは、モロッコとチュニジアの研究者たちがSATREPSプロジェクトの枠組みで実施してきた、オリーブやアルガンを含む両国の食薬資源に関する数ある共同研究のうち、特に産業化ポテンシャルの高い主要な成果を発表しました。さらにこのフォーラムには、オリーブのR&Dを通じて多くの製品を開発しているモロッコのAtlas Olive Oils社からオマール・アカラル会長とオトマン・アカラル社長、及びやはり食薬資源のR&Dを重視し様々な製品開発を行うAPIA社の創始者・会長であるアブデリラ・ダウディ氏も参加されました。伊藤JICAモロッコ所長がモデレーターを務めたパネルディスカッションでは、オトマン・アカラル氏、ダウディ氏共にモロッコの貴重な食薬資源の高付加価値化におけるR&Dの重要性を強調、また学術界と産業界の協力促進の必要性も訴えました。農業省ハジョジ局長もこれらの見解に同意し、それがまさにモロッコ農業セクターの「ジェネレーション・グリーン」戦略、及び国の開発ビジョンである「新開発モデル」の目指すところであることを強調されました。礒田教授は、日本側研究機関を代表し、これまでの成果を称え、今後も引き続きモロッコ・チュニジアの研究者や民間セクターと今後も協力を続けてゆきたいという意向を共有。最後に伊藤所長は「案件終了は我々がこれまで貢献してきた活動への協力終了を意味するものではない」と締めくくりました。今後も一層の3か国協力による共同研究・民間連携の発展が期待されます。

ハイブリッドグループ写真。3か国から総勢約150名が対面・遠隔で参加しました。
チュニジア側の参加者はチュニジア高等教育省の会場に集まり、ラバトIAVの会議場とオンラインでつながりました。
プロジェクトのリーダーである礒田博子筑波大学教授も遠隔で発表やパネルディスカッション登壇をこなされました。
フォーラムオープニングセッション
ビラル・ハジョジ農業海洋漁業農村開発水森林省教育・研修・研究局長
倉光秀彰在モロッコ日本大使(右)とサナ・ゼバク高等教育科学研究
イノベーション省協力パートナーシップ局長(左)
カディ・アヤド大学シェムセドハ・ガディ教授は「アルガンの美白効果」に関して発表。
カディ・アヤド大学アブデラティフ・ハフィディ教授は「オリーブとアルガンの搾油残渣の新たな高付加価値化」に関して発表
IAVのタリク・ウシバニ教授は「アルガンその他植物オイルのサポニンとポリフェノール分析」に関して発表
IAVのモハメド・ユッセフ教授は「食薬資源の生態系調査とアレロパシー分析」に関して発表
パネルディスカッションに登壇したアトラス・オリーブオイル社のオトマン・アカラル社長
パネルディスカッションに登壇したアブデリラ・ダウディ社長(左)と、モデレーターを務めた伊藤隆司JICAモロッコ所長(右)

駐日チュニジア共和国特命全権大使一行が当センターを訪問

大学公式WEBサイトへ関連ニュースが掲載されました。

HOME>ニュース>駐日チュニジア共和国特命全権大使一行が永田学長を訪問

https://www.tsukuba.ac.jp/news/20220502131952.html

JICAチュニジア事務所長、スース大学医学部を視察 Director of JICA Tunisia visits Faculty of Medical School, University of Sousse

JICAチュニジア事務所の篠原所長がSATREPSで臨床試験を行っているスース大学医学部を視察した様子が、JICAチュニジア事務所のFacebookに紹介されました。https://www.facebook.com/JICATunisiaOffice/posts/2200150406828622

以下、許可を得て転載。

SATREPS「エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究」ではチュニジアとモロッコに豊富に存在する乾燥地特有の生物資源の伝承的活用方法に着目し、その機能性解析や臨床試験を行うことで、科学的にエビデンスを与え、実際に社会に役立てるため、 日本及びチュニジア・モロッコの研究機関が共同研究を行なっています。

2010~15年の事業「乾燥地生物資源の機能解析と有効利用」を経て、本事業ではスース大学医学部が新たに実施機関として参加したことにより、ヒトへの治験を行うことができるようになりました。

今回の視察では、まずヘディ・カイリ・スース大学医学部長に面会した後、チュニジア固有の乾燥地植物の抽出物をハーブティー という形で摂取した際の肥満症(体重減少、脂肪量の減少、身体測定値の改善等)や動脈性高血圧症への効果に関する臨床試験の様子を視察しました。その結果、一定期間にわたり、このハーブティーを毎日摂取した場合、症状改善に効果をもたらすことがわかってきています。合わせて、本事業においてスース大学医学部に供与された最先端分析機器の研究室を視察しました。

JICAは、こうした研究成果が社会実装へとつながるよう、引き続きサポートしていきます。

Le Projet SATREPS “Projet de Valorisation Scientifique des Bio Ressources en Zones Arides et Semi Arides pour la Création d’une Nouvelle Industrie” vise à promouvoir les recherches scientifiques portant  sur les bio ressources biologiques et la création d’une nouvelle industrie dans le domaine des aliments fonctionnels et des produits nutraceutiques, en encourageant la collaboration entre organismes de recherche et entreprises privées. Dans ce cadre des   recherches conjointes sont menées en étroite collaboration, par des instituts de recherche japonais et tuniso-marocains.

La Faculté de Médecine de l’Université de Sousse a intégré ce projet SATREPS , et ce dans le cadre de SATREPS2, pour mener des essais cliniques sur l’Homme. Ce projet a fait suite de la première phase du “Projet de Valorisation des Bio Ressources en Milieux Arides et Semi Arides pour le Développement Régional”, mis en œuvre entre 2010 et 2015. 

L’équipe a été accueillie par Pr. Hedi Khairi, Doyen de la Faculté de Médecine de Sousse. Au cours de cette visite les membres de cette équipe ont pu s’apercevoir des résultats d’essais cliniques portant sur les effets d’extraits de plantes sous formes de tisanes sur l’obésité (perte de poids, perte de masse graisseuse, amélioration des paramètres anthropométriques …), sur des paramètres hématologiques et biochimiques ainsi que sur l’hypertension artérielle. Ces résultats basés sur la consommation quotidienne de tisanes pendant une durée plus au moins longue s’est traduite par des effets bénéfiques concernant les syndromes testés.

L’équipe a par la même occasion, constaté les bons fonctionnement et utilisation des équipements scientifiques de haute technologie fournis par la JICA dans le cadre de ce projet.

La JICA continuera à soutenir ce Projet dans ce domaine avec la Faculté de Médecine  de Sousse et ce afin que ses résultats puissent être régulièrement vérifiés et bénéficier à la société aussi bien d’un point de vue collaboration scientifique que d’un point de vue socio-économique.

JICA-JST SATREPS『エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究』モロッコ・チュニジア 第1回オンラインウェビナーを開催

2020年12月に実施されたSATREPS合同調整委員会(JCC)におけるモロッコ・チュニジアの共同研究促進に関する協議を受けて、2021年3月5日、モロッコ・チュニジア第1回オンラインウェビナーを開催しました。

モロッコのHAJJOUJI農業省教育局長ならびにMOUSGAR高等教育省国際協力局長、チュニジアのSAIED高等教育省研究活用総局長、 JICA経済開発部野口課長、筑波大学の礒田研究代表が挨拶し、これまで本事業で実現した多くの研究成果をモロッコ及びチュニジアにおける二国間共同研究・ネットワーク構築に移行させる重要なステップであると同時に、モロッコ・チュニジア間の研究機関、研究者の共同研究ネットワークが本事業を超えて継続していくことが重要であると強調しました。

モロッコ・チュニジアの8つの研究機関の研究者より、マグレブにおけるオリーブオイルの生産性及びトレサビリティー調査の実施、両国における農業生産者組合との協力強化や共同フィールドワークの実施、 モロッコ及びチュニジアがJICAの支援によって導入した機材を活用した共同分析サービスの実施、機材活用技術の共有、モロッコ・チュニジア間の産官学共同研究協定の締結等に向けた提案など、活発な議論が行われました。

新型コロナウィルスの拡大による渡航制限が続く中、両国の共同研究を推進するため、今後も本SATREPSプロジェクトでは、テーマおよびグループごとにオンラインセミナーを実施します。

参加機関は次の通り:Institute Agronomique et Veterinaire Hassan II (IAV), Cadi Ayyad University (UCA), Center of Biotechnology of Borj Cedria (CBBC), National School of Engineering of Sfax (ENIS), Faculty of Medicine of Sousse (FMS), Center of Biotechnology of Sfax (CBS), Institute of Arid Land (IRA, Mednine), National Institute of Agronomy of Tunisia (INAT), モロッコ農業省、モロッコ高等教育省、チュニジア高等教育省、筑波大学、JICA

ハラビ教授の旭日中章受勲を祝う会を開催しました

9月29日(火)にJICAチュニジア事務所にて、日本政府より旭日中綬章を受勲されたモハメド・モンセフ・ハラビ教授を祝う会が開催されました。本会では、篠原JICAチュニジア事務所長がお祝いの言葉と共に、北岡JICA理事長からの祝電をハラビ教授に手渡しました。

ハラビ教授は、現在、チュニジアの技術協力プロジェクト「エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究(SATREPS )」のアドバイザーを務めており、これまでも20年以上にわたり、日本とチュニジアの研究者との学術交流や関係構築、研究成果の事業化に向けた両国の産業界との連携など重要な役割を果たしてきました。

また、本会議では、日本とチュニジアの産官学の連携を含むSATREPSプロジェクトの進捗状況を確認するとともに、日本がチュニジアとの連携に資するJICAの民間連携事業のスキーム紹介や今後予定されている案件の円滑な実施に向けて協力し合うことを確認しました。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.facebook.com/JICATunisiaOffice

『チュニジア-日本 シンポジウム:持続的社会開発のための産学連携』(TJASSST 2019)『エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究』 第4回合同調整委員会(JCC) チュニジア共和国国立スース大学筑波大学礒田教授に表彰

第15回目の開催となるチュニジア-日本 文化・科学・技術学術会議(TJASSST)は、本年、「持続的社会開発のための産学連携」をテーマとして、「食・農・健康」、「水・環境・社会」、「材料・エネルギー」の幅広い領域の研究者、専門家、政策立案者のための研究領域を超えた学術交流の場として、日本から約50名、モロッコから約20名、チュニジアから約150名、総計200名を超える参加者がスースに集いました。

 TJASSST 2019の開会では、北アフリカにおける筑波大学の長年にわたる学術交流・国際共同研究の促進、チュニジア人研究者の人材育成、研究環境の整備、産学連携促進への貢献を称えて、チュニジア共和国国立スース大学アリ・ムティラウイ学長より筑波大学礒田教授に『チュニジアにおける科学技術向上と国際共同研究への貢献』に対する表彰が行われました。   

本シンポジウムおよびSATREPS合同調整員会(JCC)は多領域にわたる国際共同研究の促進と強化、北アフリカ・地中海沿岸諸国・日本の研究者間の研究成果およびノウハウの共有、国連の持続可能な開発(SDGs)目標の実践的・革新的解決策の提案、アカデミア・産業界との産学連携の促進を目指すものです。TJASSST 2019の開会では、上記SATREPS事業の枠組みにおけるチュニジアおよび本邦企業・研究機関との産学共同研究覚書及び契約の署名を行いました。

現地メディアでの報道(一部、仏文):          https://www.entreprises-magazine.com/satreps-signature-des-protocoles-daccord-et-conventions-du-projet-de-valorisation-scientifique-des-bio-ressources-en-zones-arides-et-semi-arides-pour-la-creation-dune-nouvel/ https://www.leconomistemaghrebin.com/2019/12/02/quatre-protocoles-daccord-signes-cadre-projet-satreps/        

https://www.espacemanager.com/tjassst-2019-rapprocher-la-recherche-universitaire-de-lindustrie-pour-un-developpement-social.html

https://www.espacemanager.com/tjassst-2019-un-symposium-scientifique-au-coeur-des-priorites-nationales-et-de-la-cooperation-tuniso

参加企業一覧:                           (株)ニュートリションアクト・日本ゼオン株式会社・Saraya Beauté et Santé Co., Ltd.・株式会社ADEKA・Plant Natura・SADIRA社・BOUDJEBEL SA VACPA社・Herbes de Tunisie (Ayachi-Safir) 参加大学・機関一覧: 筑波大学・京都大学・宮崎大学・九州大学・上智大学・東京農工大学・釧路公立大学・富山高等専門学校・東京工科大学・JSPSカイロ事務所・JICA スース大学、スース大学医学部、ボルジュセドリア・バイオテクノロジー・センター、スファックス・バイオテクノロジー・センター、国立乾燥地研究所、スファックス国立エンジニアリングスクール、国立農業学院、ボルジュセドリア・水工学研究所他。

モロッコSATREPS:機能性解析グループ(G1)が国際会議に参加しました。

2019年10月17日、モロッコ東部アトラス山脈越えの要衝、オアシスの街エラシディアで実施された国際学会「1st International Congres of Human Health and Oasis Natural Ressources」(10月16日~18日)に、SATREPSプロジェクト機能性解析グループ(カディ・アヤド大学)が参加しました。同学会はムライ・イスマイル大学科学技術学部(本校はメクネス市)が初めて主催する学会で、ベルギーやフランス、隣国アルジェリアなど、国内外から多数の研究者、民間セクター関係者が参加しました。砂漠のオアシスや高地乾燥地帯の食薬資源の研究・開発、民間セクターでの製品化状況・課題について発表しました。同グループからはリーダーのChemseddoha GADHI教授、Hafida Bouamama教授、そして博士課程学生2名が参加、ポスター発表を中心にプロジェクト成果を発表、出席者から高い関心が寄せられました。 また、同学会に先立ち、10月15日には、農業省農産物付加価値化ワルザザート地域事務所(Regional Office of Valorisation of Agricultural Products in Ouarzazate :ORMVAO)を訪問、同市出身の博士課程学生が研究するサフラン付加価値化について情報収集を行いました。料理などで利用される高価なサフランは一つの小さな花からめしべ僅か3本程度を採取した後、現在、他の部分は廃棄されています。この廃棄される部分にも様々な機能性が認められることから、同グループでは付加価値化を目指した研究を進めています。同事務所が管轄するサフランの里タリウィン市からも若手研究者2名が出席、サフランの生産・加工・規格検査方法・付加価値化研究・関係する民間セクターの現状について意見交換を行いました。今後は収集した情報を元に、タリウィン市の民間企業を訪問、将来的な産学連携研究の立ち上げを目標に関係づくりを進めていく予定です。

モロッコSATREPS:初の産学連携協定が締結されました。

2019102日、モロッコSATREPSプロジェクトの産学連携協定第1号が、筑波大学、カディ・アヤド大学、アトラス・オリーブ・オイル社(AOO)間で締結されました。チュニジアと比較すると、産学連携による共同研究開発の理解促進・具体化が遅れていたモロッコですが、20165月の案件開始から約2年半、礒田博子研究代表を中心に、地道で粘り強い説明を継続、ついに共同研究の基礎的な枠組みとなるGeneral Agreementの締結に至りました。今後は同枠組みを基盤に、具体的な共同研究課題を決め、筑波大学からの支援を得ながら、3者で共同研究を一歩一歩進めていくことになります。 

本協定締結に際し、AOO社のOthmane AQALLAL社長、Omar AQALLAL会長が来日、筑波大学産学連携本部も訪問し、共同研究の具体的な進め方、関係機関の負担事項等につき説明を受けました。また、滞在中は礒田研究代表、製品化技術開発グループの中嶋光敏教授の案内で、日本企業数社との意見交換も実施されました。今後は日本企業も巻き込んだモロッコでの産学連携促進が期待されています。

アルガンの文化的背景に関する調査実施(モロッコSATREPS・グループ4)

2019年8月末、SATREPSグループ4ではモロッコ南部のアガディール、エッサウィラにおいて、アルガン、オリーブ、その他食用・薬用植物を伴うモロッコの固有文化、習俗の実態を把握するために調査を実施しました。

アルガンはモロッコ南部でしか生育ができず、またその機能性により国際的市場価値の非常に高い生物資源です。その保全と有効利用のために、モロッコではアグダルという伝統的な土地制度を用いて主なアルガン林を国が保有し、その立ち入りと使用を定めています。アグダルの規制は行政区によって多少異なりますが、概ね4月から7月にかけてはアルガン林での収穫や剪定、家畜の放牧が禁止されています。今回訪れた8月は、ちょうど収穫の時期でした。

調査はIAV第4グループのNoureddine Ibnezzyn、Hajar Salamat両氏の協力のもと行われ、アルガンオイル生産を行う7か所の女性協同組合をまわり、アマジグの女性生産者を対象にアルガンやオリーブなどの伝統的使用法や、習俗、習慣などについて聞き取りを行いました。また本調査により、乳児の体を丈夫にするとされるアルガンを用いた民間療法や、様々な祭事食、アルガン樹木への参詣などの伝統習俗について情報を得ることができました。アラブの春以降、原理主義的立場からの批判が強くなり、こうした伝統習俗は急速に失われているといわれており、無形文化を記述、保存することがより一層重要になってきています。そしてまたアルガン生産の文化伝統的背景を調べることで、現地の食薬資源の高付加価値ブランド戦略のシーズとなることが期待されます。今回の協同組合での調査結果をもとに、各村落での詳細な調査を引き続き行う予定です。

また今回訪問した女性協同組合では、アルガンオイル精製の様子も視察しました。アルガンオイル生産はモロッコ南部の農村で働く女性たちの生活向上のための貴重な収入源となっています。国際的にもアルガンオイルの需要が高まっている一方で、各協同組合からは販路確保の困難さについてしばしば言及がありました。インターネットでの海外郵送を行っている組合もありましたが、多くの女性協同組合は需要の大きい市場への販路開拓に課題があるようです。国際見本市参加や直販店舗の設置、ITの活用など、販路拡大についての生産者のマーケティング技術向上の必要性を感じました。今後調査を続ける中で、こうした情報を現地生産者にもたらす事が出来ればと願っております。

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アルガンナッツからアルガンアーモンドを取り出す作業

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アルガンアーモンドを石臼で挽いている様子

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アル・バラカ協同組合の化粧用アルガンオイル

チュニジアで現地企業と覚書(MOU)を締結(SATREPS)

今月、筑波大学は、SATREPS研究成果の社会実装に向けて、チュニジア国ボルジュセドリアバイオテクノロジーセンター(CBBC)、チュニジア企業Herbes de Tunisie Company、そして日本企業の株式会社ニュートリション・アクトと四者共同研究覚書(MOU)を締結しました。これによりチュニジアの生物資源シーズの有効利用に向けた研究が、企業との連携の下に、より一層活発になることが期待されます。

本覚書締結に関しては、SATREPS(JST)のSNSに紹介されたほか、現地JICA事務所でもプレスリリースが行われ、現地メディアが英語、仏語、アラビア語で紹介しました。

SATREPS(JST) SNS

https://www.facebook.com/Friends.of.SATREPS/?__tn__=%2Cd%2CP-R&eid=ARCUXs1b9TvnH3lySLGCLpx1vuf1iNKO9tLBVcdCE6pZl7uWrboq0OVf9ZnOPjvYzTXlEzlNDwhJwhGn

(英文)

https://www.tap.info.tn/en/Portal-Economy/11561427-tunisia-and-japan

(仏文)

https://www.realites.com.tn/2019/06/cooperation-tuniso-japonaise-signature-dun-protocole-daccord-dans-le-cadre-du-projet-satreps/

https://www.tap.info.tn/fr/Portail-Economie/11561281-signature-d-un

https://africanmanager.com/un-partenariat-tuniso-japonais-aux-multiples-debouches/

https://www.webmanagercenter.com/2019/06/19/436175/signature-dun-protocole-daccord-tuniso-japonais-pour-la-valorisation-des-bio-ressources-dans-les-zones-arides/

https://www.leconomistemaghrebin.com/2019/06/20/bio-ressources-accord-tuniso-japonais-valorisation-scientifique/

https://tn24.ween.tn/fr/article/signature-d-un-protocole-d-accord-tuniso-japonais-pour-la-valorisation-des-bio-ressources-dans-les-zones-arides-150583

https://theworldnews.net/tn-news/cooperation-japonaise-signature-d-un-protocole-d-accord-dans-le-cadre-du-projet-satreps

(アラビア語)

https://www.tap.info.tn/ar/%D9%88%D9%8A%D8%A8-%D8%B3%D9%8A%D8%AA-%D8%A5%D9%82%D8%AA%D8%B5%D8%A7%D8%AF-Portal-Economy/11561832-%D8%AA%D9%88%D9%82%D9%8A%D8%B9-%D8%A8%D8%B1%D9%88%D8%AA%D9%88%D9%83%D9%84-%D8%A7%D8%AA%D9%81%D8%A7%D9%82

チュニジアSATREPS: 礒田センター長、中嶋教授がチュニジアを訪問しました。

2019年3月19日(火)~23日(土)まで礒田センター長、中嶋教授がチュニジアを訪問しました。
今回の訪問では2019年11月29日~12月1日に開催が決定したチュニジア・日本文化・科学・技術学術会議(TJASSST2019)および2019年度SATREPS合同調整会議について、ホスト研究機関であるスース大学を訪問したほか、スファックス国立エンジニアリングスクール(ENIS)、スファックス・バイオテクノロジーセンター(CBS)、ボルジュセドリア・バイオテクノロジーセンター(CBBC)のメンバーとの研究進捗協議、カルタゴ大学、高等教育省、チュニジア農業漁業連盟(UTAP)の表敬、民間企業Boudjebel VAC PA社との研究進捗協議を行いました。

左から中嶋教授、スース大学Moez KHENISSI副学長、ハラビ教授、Dr. Kefi (CERTE)

スファックス国立エンジニアリングスクール(ENIS)、スファックス・バイオテクノロジーセンター(CBS)との協議。筑波大学博士課程留学生を中心としたチュニジア産オリーブオイルのブランディングのための産地判別技術(地縁技術)開発の進捗を確認。

ENISの研究室を視察

カルタゴ大学を訪問。左から礒田教授、Riadh ABDELTATTAH副学長、Nadia MZOUGHUI AGUIR 副学長、中嶋教授、ハラビ教授

チュニジア高等教育省訪問。左から中嶋教授、礒田教授、Rym SAIED高等教育省研究活用新総局長、ハラビ教授、Samia CHARFI-KADDOUR科学研究総局長(前研究活用総局長)

カスリ元駐日チュニジア大使、農村女性の生活向上を支援しているUTAPおよびアフリカ女性農業者連盟と協議・意見交換を行なった。

デーツ輸出大手BOUJEBEL VACPA社を視察。デーツ製品のバイプロダクトであるデーツシートの有効利⽤に関する共同研究の進捗について協議を行なった。

エジプト国Kafrelsheikh大学 Maged El-Kemary学長がARENAを訪問

2019年3月5日(火)、エジプト国Kafrelsheikh(カフルエルシェイク)大学のProf. Maged El-Kemary学長と在京エジプト大使館のHany A. El-Shemy参事官がARENAを訪問し、礒田センター長、中嶋副センター長、イスラム助教が対応しました。学長は、Kafrelsheikh大学が2006年に新設された大学があるが、科学技術分野で同国トップの大学とのこと、また、新たに創薬センターを設立しており、本学ARENAとの連携に強い意欲を示された。ARENAとしても今後の同大学への訪問など交流を進めていきたい旨、回答した。

H30年度ARENA特別セミナーUtilization of Water and Natural Resources for Sustainable Developmentの開催

2019年3月12日(火)、バングラデシュとチュニジアから電気工学と水管理に関する2名の研究者を招聘し、平成30年度のARENA特別セミナーUtilization of Water and Natural Resources for Sustainable Developmentを筑波大学にて開催いたしました。中嶋光敏教授による開会のあいさつに続き、まずはラジシャヒ大学(バングラデシュ)電気工学研究科のAbu Bakar Md. Ismaili教授により、“Possibility of Solar Energy Harvesting With Silicon Extracted from the Padma River Sand of Bangladesh”と題された講演が行われました。イスマイリ教授は佐賀大学で学位を取得され、日本の研究機関との共同研究を長年行ってこられました。このたびの講演は、本センターのIslam M. Monirul助教との共同研究にも関わるもので、バングラデシュ、パドマ川の砂から高純度のシリカを抽出し、太陽光電池を生成するなど、持続的開発に向けたバングラデシュ独自の資源の有効利用について詳細な説明が行われました。続いてボルジュセドリア・エコパーク、水資源研究技術センター(チュニジア)のMohamed Kefi博士より、“Adoption of Environmental Strategies towards Sustainability in Tunisia”と題した講演が行われました。Kefi博士は筑波大学で学位を取得され、SATREPSなどの本センターのプロジェクトに共同研究者として深く関わられてこられました。また、毎年チュニジアで開催しているTJASSSTにも参加いただいております。講演は世界規模での気候変動や人口増加などによる環境変化のなか、水資源を確保し、また安定的に供給するための国際的な指標、国連のMDGsやそれに続くSDGsの政策について行われました。またチュニジアを事例としてそうした国際的なポリシーがどのように適応されているのかを検討し、最後に国家間の協力や産学連携などこれからの課題を提案されました。本セミナーには本学教員や留学生など28名が参加し、講演の後には参加者から次々と質疑が行われ、講演者との議論が活発に行われました。

講演を行うIsmaili教授

講演を行うKefi博士

質疑応答の様子

講演者及び参加者

 

モロッコSATREPSハッサンII世農獣医大学で搾油機材の試験運転を実施しました。

2019年3月7日(木)、モロッコSATREPSプロジェクトの研究機関であるハッサンII世農獣医大学に、2016年のプロジェクト開始当初から慎重に検討を重ねてきたアルガン、オリーブ、サボテン等の搾油機と関連機材が導入されました。同11日(月)には、これら機材を製造したLes Atelier Afyach社のエンジニアがIAVを訪問、試験運転を実施しました。

試験運転では、製品化技術開発グループのMohamed ZAHAR主任教授、Tari OUCHBANI准教授、そして先生方が担当する修士課程の学生2名の他、バリューチェーン分析グループのOuiam LAHLOU教授と修士課程の学生も参加し、エンジニアの説明を聞きつつ、特に搾油段階における温度コントロールについて、熱心なディスカッションが行われました。

通常、これら機材はアルガンやサボテン等のオイルや関連製品を生産する女性組合や企業向けに、高温で、短時間に大量の搾油を行うことを目的として製造されています。 しかし、本プロジェクトでは、筑波大学の中嶋光敏教授と搾油機の仕組みを確認の上、OUCHBANI准教授が何度も業者へ説明・議論し、モロッコのアルガン、サボテン・オイル製造現場で実際に利用されている機材の搾油ヘッド部分に温度測定機能を追加するなど、研究目的を踏まえた独自のアレンジを追加しています。今後は、学生達を指導しながら、搾油時の機材各所の温度、そして搾油速度が成果品となるオイルや残渣に与える影響を調査し、ベストな状態となる組み合わせを追及します。4月には生態系分析グループと連携した産地別アルガンの品質の特徴解明に向けたフィールド調査も予定されており、モロッコにおける食品工学の拠点を目指してIAVでの研究活動が本格的に始動します。

2019年1月、中嶋教授(右)の助言を受けるウチバニ准教授(中央)と業者エンジニア(左)

3月11日、試験運転で学生へ課題提起を行うウチバニ准教授(右から二人目)とザハール教授(右)

搾油の入り口と出口、出てくる油の温度を測定中

研究開始です。

 

モロッコSATREPS:生態系解析グループの合同フィールド調査開始。

2月24日からモロッコSATREPSプロジェクト第3グループ生態系解析チームの合同調査が始まりました。同グループは機能性植物の生態環境調査、産地判別技術の開発を目的に、筑波大学生命環境系の川田清和助教と、長年モロッコ国中の野山を歩き回り、植物生態系に精通するハッサンII世農獣医大学(IAV)のMohamed YESSEF教授が中心となりサンプルを収集、様々な食薬植物の生態環境にかかる共同研究を進めています。

今回の合同調査から、東京農工大学大学院で国際環境農学を指導されている藤井義晴教授と、IAVのYasmina IMANI教授と連携し、収集された膨大な植物のアレロパシー(Allelopathy:他感作用)作用を研究し、テータベースに纏めていく予定です。アレロパシー効果のある植物は、抗酸化作用など食薬機能を持つ場合が多く、プロジェクトへの付加価値の高い貢献が期待されています。

合同調査には、YESSEF教授が新たに受け入れた修士課程の学生も同行し、日本・モロッコ双方の研究者からフィールドで細かい指導を直接受けました。先生方の培ってきた知見が若い次世代へ引き継がれていきます。

サンプル収集の様子 (アガディール海岸線)

  アルガンの葉のポリフェノール測定 (山の斜面)

 

 

サンプル収集場所の土も採取します。

今後の研究方針を説明する藤井先生

 

モロッコSATREPS:SDGsビジネス支援事業調査団がIAVを訪問

2019年2月11日、JICAが支援するSDGsビジネス支援事業「女性の雇用創出のための アルガンオイル生産・販売ビジネス調査」で、プロジェクトを総括するジェイ・シー・ビー・ジャポン社の板橋マサ江代表取締役を団長とする調査団が、現在本センターが実施中のSATREPSプロジェクトのカウンターパートであるハッサンII世農獣医大学(IAV)を訪問しました。

日本でも一躍注目を集めるアルガンやサボテン関連製品ですが、アルガン原産国であるモロッコでは、生産の主力は農村女性達が構成する小規模組合が担っています。本プロジェクトでは、ジェイ・シー・ビー・ジャポン社とモロッコのサハラ・カクタス社が連携し、日本から独自に開発した機材を導入、伝統的手法による女性達のケガのリスクを低減し、且つ、アルガンの品質確保に配慮した作業環境を整備・定着させることで、持続的な所得機会の向上を目指します。

今回の訪問では、SATREPSプロジェクトでIAVが中心に実施している品質分析や加工技術の開発、アルガン等の生態系解析と産地別特性の判明へ向けた研究、バリュー・チェーン分析につき、活発な意見交換が行われました。今後も、こうした情報交換を継続し、両案件の相乗効果の発現を目指します。近い将来、IAVで認証された高品質なアルガン等関連製品が、日本の消費者へ届くことが期待されます。

モロッコSATREPSに(株)ADEKA斎藤主任研究員が来訪しました。

2019年1月9日~15日まで、礒田博子研究代表、中嶋光敏教授と共に、(株)ADEKA研究開発本部斎藤雅子主任研究員がモロッコを訪問、SATREPSプロジェクト・サイトの視察、アルガンやオリーブ残渣の付加価値化へ向けた第一回現地調査を実施しました。

調査では、共同研究機関であるハッサンII 世農獣医大学(IAV)やカディ・アヤド大学(UCA)の研究室を視察、モロッコ側研究者との意見交換を行いました。また、生態系解析グループのユッセフIAV教授、製品化技術グループでSATREPSラボ主任のウチバニ博士と共に、モロッコ有数のオリーブ関連製品企業であるアトラス・オリーブ・オイル社の農場視察をはじめ、アルガンの産地であるエッサウィラやアガディール地方を訪問、関連製品を生産・販売する女性組合や農協で、セクター全般の現状や残渣の活用状況にかかる情報収集とサンプルの回収を実施しました。

筑波大学と(株)ADEKAは共同研究協定を締結。今後は、日本・モロッコ両国の企業の参画による産学連携研究開発の促進が期待されています。

アトラス・オリーブ・オイル社会長,社長 と共に

アルガン・オイル生産現場の視察

アルガン生息状況の視察

カディ・アヤド大学での協議

在京チュニジア大使館のレセプションに参加

12月21日(金)、在京チュニジア大使館にて開催されたレセプションに、当センターから中嶋光敏副センター長をはじめとする教員、研究員、チュニジアからの留学生などが参加いたしました。
開会の挨拶では、モハメド・エルーミ大使から筑波大学および地中海・北アフリカ研究センターの事業の進展とチュニジアとのより一層の協力関係強化への期待が述べられたのに続き、中嶋副センター長からは、二国間事業などにおけるチュニジア大使館からの多大な協力に対する感謝の意が述べられました。レセプションには外務省、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、独立行政法人国際協力機構(JICA)、国立研究開発法人産業技術総合研究所といった各機関の他、一般社団法人Japan Innovation Networkなど、当センターのSATREPS事業に関連した民間セクターから多数の参加がありました。

中嶋副センター長とエルーミ大使

レセプションの参加者

モロッコSATREPS:鈴木外務大臣政務官と花谷駐モロッコ大使がカディ・アヤド大学を訪問。

2018年12月11日(火)、モロッコ訪問中の鈴木憲和外務大臣政務官が、花谷卓治駐モロッコ大使と共に、SATREPSプロジェクトの研究機関であるカディ・アヤド大学科学・セムラリア学部を訪れました。大学では、IFLAHEN研究担当副学長、HBID学部長をはじめ、プロジェクトのHAFIDI教授、GADHI教授らが出迎え、両氏の来訪を歓迎しました。IFLAHEN副学長は、同大学の沿革と共に、本プロジェクト研究代表者である礒田博子筑波大学教授の多大な尽力と、HAFIDI教授、GADHI教授の熱心な取り組みへ深い謝意を表明しました。鈴木外務大臣政務官は挨拶の後、日本における産学連携の重要性を紹介、本プロジェクトがモロッコにおける産学連携促進を通じた産業開発へ資する協力となることへの期待が表明されました。花谷駐モロッコ大使は、学術、科学技術、文化など様々なレベルで、今後も同大学と日本との交流の深化、拡大を通じ、同大学のさらなる発展に貢献していきたいと挨拶されました。その後、SATREPSラボの視察が行われ、HAFIDI教授、GADHI教授が研究活動の概要を説明しました。

「チュニジア・日本シンポジウム:持続可能な水資源管理のためのイノベーション創造(TJS Water2018)」が開催されました。

1123日~25日(日)にチュニジア・ハマメットにおいて、「チュニジア・日本シンポジウム:持続可能な水資源管理のためのイノベーション創造(TJS Water2018)」が開催されました。同シンポジウムは、筑波大学地中海・北アフリカ研究センターが宮崎大学と協力し、チュニジア高等教育・科学研究省と日本学術振興会(JSPS)による支援の下、カルタゴ大学、ボルジュ・セドリア水資源研究技術センター(CERTE)と共同開催しました。シンポジウムのセッションは、水資源管理とガバナンス、②水処理と脱塩化、③水環境、④排水管理と公衆衛生および⑤水資源利用技術と社会実装の5つに分かれ、日本とチュニジアから27の研究機関が参画し、日本からは16名の研究者が出席し、57件の発表と33件のポスター発表が行われました。今回は特に、「乾燥地における水資源の管理と運用」にテーマがしぼられ、科研費やJSTJICAの地球規模課題対応国際科学技術協力事業(SATREPS)事業による国際共同研究の成果が北アフリカから世界に向けて発信され、有意義なシンポジウムとなりました。

モロッコSATREPSプロジェクト研究機関をつくば市長が訪問しました。

2018年11月22日(木)、アフリカ地方自治体サミット 2018(Africities Summit 2018 : https://www.africities.org/ )出席のため、マラケシュ市を来訪中のつくば市五十嵐市長が、SATREPSプロジェクトのモロッコ研究機関であるカディ・アヤド大学を訪問しました。同大学研究者代表であるAbdellatif HAFIDI教授、Chemseddoha GADHI教授からプロジェクトで実施中の研究やモロッコでの産学連携促進にかかる説明を受けると共に、同プロジェクトで筑波大学での研修に参加した若手研究員らと意見交換を行いました。オリーブをはじめ、アルガンやサボテン、サフラン等の機能性解析、そして現在は廃棄されているそれら食薬生物資源を利用した製品のバイプロダクト(オイルを加工する上で発生する福産物)を活用した新産業開発へ向けた取り組みなどが紹介され、市長は、こうした日本・モロッコの共同研究で開発されたモロッコ産の新商品が日本の消費者へ届けられる日を楽しみにしていると期待を表明されました。

モロッコ大使館アビディ文化担当参事官ご来訪

1月24日モロッコ大使館よりアビディ文化担当参事官がご来訪されました。

SATREPSプロジェクト「北アフリカ食薬資源の高度利用による新産業育成を可能に」という課題に当センター・モロッコ国・チュニジア国と取り組んでおります。これからも共同研究を通じてよりよい関係構築に努めてまいります。

第86回ARENA定期セミナーを開催しました

第86回ARENA定期セミナーを下記の通り開催しました。

日時:平成30年1月19日(金曜日) 16:30~18:00
場所:北アフリカ研究センター会議室(共同研究棟A301)
講演者:Dr. Erraach YAMNA, Dr. Lamia ARFA
(Assistant Professor, Département d’Economie-Gestion Agricole et Agroalimentaire, National Institute of Agronomy, Tunis, Tunisa)
講演題目:「The Valorisation of Olive Oil Using Labelling Strategy in the Mediterranean Area: the Case Study of Tunisia and Spain」(Dr. Erraach YAMNA)
「The Tunisian Olive Oil Exports」(Dr. Lamia ARFA)

Erraach YAMNA 氏(左側)、 Lamia ARFA 氏(右側)
チュニジアのオリーブオイル産業をめぐる現状について発表

セミナー風景

講演参加者との集合写真

TJASSST2017がチュニジアで開催されました

チュニジア-日本 文化・科学・技術学術会議(TJASSST 2017がチュニスで開催されました。

同会議には、チュニジアより200名、日本から23名が参加し、盛況のうちに終了することができました。

今回の成果を踏まえ、筑波大学北アフリカ研究センターは、今後ともチュニジアをはじめ北アフリカ諸国と日本の学術交流、研究・教育、産学連携活性化等に積極的かつ真摯に取り組んでいく所存でございます。

シンポジウム参加者のお土産

チュニジアで開催されたTJASSST2017が無事終了し、帰国の報告と一緒にいただいたものがこちらです。

シンポジウムに参加されたリビアの方より、リビア産デーツと飾り物です。

デーツはどっさり1Kg入り。

リビアに何度か足を運んだことのある上山助教によりますと、定番土産らしく、リビアの空港では山積みの箱入りデーツが並んでいるとのことです。

 

第84回ARENA定期セミナーを開催しました

第84回ARENA定期セミナーを下記の通り開催しました。

日時:平成29年11月2日(木曜日)17:30~19:00
場所: 筑波大学 北アフリカ研究センター会議室(共同研究棟A301)
講演者:Dr. Khalid ANSAR
(Researcher at The Language Planning Center, IRCAM, Morocco)
講演題目:The Dissemination and Acceptability of Standard Amazigh Terminology in Morocco

Khalid ANSAR 氏
モロッコにおける標準アマジグ語(ベルベル語)の受容について発表

セミナー風景

上山助教のコラムが季刊「アラブ」に掲載されています

当センター上山一助教の「リビア経済と石油部門の動向」が季刊アラブに掲載されております。

色々な記事が掲載されていて非常に面白いですのでご興味のある方は是非ご覧ください。

ヨルダンにて

 当センター上山助教がヨルダンの銀行を訪問しました。
イスラム歴の新年を迎え、銀行ではお祝いのお菓子が配られたそうです。
配る、とは言い難いずっしりとした1kg超のアラブ菓子の詰め合わせです。
なんとも豪華です。

留学フェア 2017春期

Go Abroad! <2017春期 留学フェア> 開催

本学の協定校担当教員(連絡調整責任者)やプログラム担当者への個別相談、また、留学を体験した学生及び本学に在籍している留学生との交流が行えるようなブースが設置されています。
「アフリカ」ブースも設置されておりますので、ご興味のある方はぜひお越しください。

日 時 : 5月17日(水)11:00~15:20
会 場 : 筑波大学 石の広場
対 象 : 本学の学生
主 催 : グローバル・コモンズ機構、学生部学生交流課、
国際室、教育推進部SGU推進室

アフリカブースの様子

駐日モロッコ王国大使がARENAを表敬訪問

2017年5月9日(火)、駐日モロッコ大使一行が北アフリカ研究センターを表敬訪問され、本センターの中嶋センター長、礒田教授、松原准教授、モロッコからの留学生と懇談されました。

懇談の様子

左からCounselor Imane Badda、HE the Ambassador Rachad Bouhlal、Assistant Ms. Owada

左から 松原准教授、礒田教授、中嶋センター長

アラブ・ジャパン・デー

去る2017年4月4日に、Arab・Japan・Day(アラブ・ジャパン・デー)レセプションが帝国ホテル東京で開催されました。

北アフリカ研究センターからは、センター長の中嶋教授、礒田教授、上山助教が参加し、アラブ各国の大使館関係者等と交流をしました。当日は、安倍首相の挨拶もありました。

安倍首相の挨拶

壇上に各国大使

アラブ各国の国旗を配した氷のオブジェ

会場内の様子

各国の国旗

 

アルジェリア_フランス語紙「エル・ワタン」新聞記事の紹介

アルジェリアの最有力フランス語紙「EL  Watan」に、筑波大人文社会系青柳悦子教授のインタビューが掲載されました。(3月25日付)
青柳教授が日本語に翻訳した ムルド・フェラウンの『貧者の息子』および、それに関係する研究についてのインタビューです。


You can download the articles from here.

上山助教のエジプト訪問

上山一助教がエジプトを訪問した際に撮影した写真を紹介します。

右側の白い建物は、外務省

問題です。手前に見える薄茶色の建物の上に載っているものは、何でしょう?
答えは「不用品」。正確には「不用品が風化したもの」だそうです。基本的に、要らなくなったものは、屋上に放っておくため、このようになります。日本のように、「ごみ」として処分する習慣はないそうです。

左側に見える建物はエジプト考古学博物館です。老朽化により、ギーザに建築中の大エジプト博物館に展示物を受け継ぐ予定となっています。建築費用には日本の円借款が投入されており(日本65%:エジプト35%)、完成の際には展示物に日本語の説明がつくかもしれないと期待されています。

最後に恒例のお土産紹介です。お菓子の入り数が「1個」余分だったように思われるのですが、それもお国柄でしょうか?

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柏木准教授のモロッコ訪問

柏木准教授がモロッコで購入されたお土産「アルガンオイル」の感想です。

事務室の皆で、「食用オイル」(写真右)を野菜にかけていただきました。 香ばしく、美味しいうえに、美容健康に嬉しい成分がふんだんに含まれているそうです。食後、事務室の皆がより美しくなったかどうかは不明ですが・・

「美容オイル」(写真左)は非常に伸びがよく、べたつきません。肌にも髪にも使えます。

珍しいお土産をいただいたので、一言 感想まで・・

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淡い黄色が良質のアルガンオイルの証です。右のオイルは食用にローストされているため茶色がかっています。

 

モロッコ モハメドⅤ世大学長一行来学

平成29年1月30日(月)モロッコ モハメド5世大学 学長一行が筑波大学を表敬訪問されました。本センターからは、青木センター長が参加され、本学との大学間協定更新にかかる協定書をお渡しいたしました。

 

エジプト E-JUST 一行が筑波大学を表敬訪問

平成29年1月27日(金)、エジプト E-JUST 一行が筑波大学を表敬訪問されました。本センターからは青木センター長、上山助教が同席され、E-JUSTのFIBHおよび一般教養(UR)にかかる意見交換等を行った後、CEGLOCや中央図書館等の施設を見学されました。

上山助教とエジプト

dsc01175上山先生が、エジプトを訪問され、お土産をいただきましたのでご紹介いたします。

もちろん、頂いたときは箱に一杯入っておりました。おいしかったのでアッという間に無くなりました。箱の中身と外箱の写真には、若干差異がございました・・(笑)

客員共同研究員 宮崎久美子教授(東工大)がARENAを訪問

2017年1月23日(月)客員共同研究員の宮崎久美子教授(東工大)がARENAを訪問されました。宮崎先生が、研究で訪問されたアルジェリアの絵をお書きになり、葉書大に印刷したものを寄付してくださいました。

宮崎先生のご許可をいただきましたので、紹介いたします。20170123161906

Borj Cedria一行がARENAを表敬訪問

On November 22, the delegation of three institutes of la Thechnopole de Borji Cedria in Tunisia made a courtesy call on ARENA.
2016年11月22日(火)Borj Cedria(ボルジュ セドリア)一行がARENAを表敬訪問されました。
本部棟にて、ベントン副学長、青木北アフリカ研究センター長、佐藤副理事らと歓談された後、エンパワーメントスタジオや数理物質系 秋本特命教授のラボを見学されました。
ラボ見学後、一行は北アフリカ研究センターにて、青木センター長、システム情報系 廣川助教、秋本特命教授、森尾国際室教授らと学生交流等について熱心にお話しをされていました。


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左から 佐藤副理事、廣川助教、青木センター長、ベントン副学長、Mr.Faouzi Chaabane、Ms.Nadia Mzoughi、Mr.Mongi Besbes、秋本特命教授、秋山教授、森尾教授

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ARENAセンター長室にて

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Mr. Mongi BESBES, L’Institut Supérieur des Technologies de l’Information et de la Communication


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Mr. CHAABANE Faouzi, Campus Universitaire de la Technopole de Borj Cedria (右)、Ms. Nadia Mzoughi,ISSTE(中央)

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エジプトからの留学生Ms. Asmaa BesherさんからARENAへのプレゼント

2016/11/10と17に行われた公開講座で、本国 Egypt のお話をしてくれた、Ms. Asmaa Besherさんから、エジプトのお土産をいただきました。北アフリカ研究センター会議室に飾っていますので、お立ちよりの際はどうぞご覧ください。

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パピルス。文字は・・読めません

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飾りのプレート(国旗は参考です)

平成28年度公開講座「中東・北アフリカの今を知ろう」の2日目の様子

平成28年度公開講座「中東・北アフリカの今を知ろう」を下記の日程で開催いたしました。

第一回目 平成28年11月10日(木) 18:15-20-15
第二回目 平成28年11月17日(木) 18:15-20-15
会場   スチューデント・コモンズ

11月10日に開催された一回目の講座では、人文社会系所属の柏木健一(准教授)とビジネスサイエンス系所属の上山一(助教)が中東・北アフリカの政治・経済・社会の現状について講演を行いました。
まず、上山助教が中東・北アフリカの概要(地理、人種、宗教、経済など)について解説を行い、次に、柏木准教授が中東・北アフリカの経済構造について解説を行いました。特に、2011年に起きた「アラブの春(アラブ革命)」の社会的背景やその影響について詳解しました。

11月17日に開催された二回目の講座では、筑波大学に在籍する中東・北アフリカ出身(エジプト、チュニジア、アルジェリア、モロッコ)の留学生5人からそれぞれ、
・自己紹介
・日本に来た目的と勉強したいこと
・日本での生活と本国での生活の違い
・将来期待すること
上記の内容でお話しをしていただきました。その後、中東・北アフリカと日本との間の社会・文化・生活様式の違い等について、留学生、教員、受講者との対話を通じ、議論を行いました。
【講義の様子はこちら】

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青木センター長のご挨拶

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Ms. Asmaa Besher,Egypt

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講義の様子

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Ms. Raafat Aly,Egypt

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Ms. Chokri Amna,Tunisia

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Mr. Mohamed Messaoudi,Algeria

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柏木准教授の通訳

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Mr. Mouad Sabti,Morocco

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受講者からの質問に答える様子

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受講者からの質問に答える様子

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2日間の講義のうち8割以上出席された受講者に「修了証」をお渡ししました

MENA WEEK 2016_2016/11/17

MENA Weekとは、2015年からスタートした筑波大学の学生が主体で開催するMENA(Middle East and North Africa)地域の文化イベントです。

約一週間(2016/11/16-2016/11/23)にわたり、料理や音楽、ファッションなどMENA地域の様々な文化を体験できるイベントを開催しています。

会場の様子(2016/11/17)スチューデント・コモンズ

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民族衣装

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会場にはMENA地域の音楽が流れています



MENA Week 2016のオフィシャルページはこちら

平成28年度公開講座「中東・北アフリカの今を知ろう」第2回目

平成28年度公開講座「中東・北アフリカの今を知ろう」を下記の日程で開催しております。

第一回目 平成28年11月10日(木) 18:15-20-15(終了しました)

第二回目 平成28年11月17日(木) 18:15-20-15
会場   スチューデント・コモンズ

「中東・北アフリカ」と聞いて、日本人がまず思い浮かべるのは、テロ、内戦、難民など、危険なイメージばかりではないでしょうか?しかし、現地で暮らす人々は、日本で生きるわたしたちと同じように、日々、家族や友人と語らい、いろいろなことに喜び、怒り、哀しみ、楽しみながら、日常を生きています。本公開講座では、筑波大学に在籍する中東・北アフリカ出身の学生と中東・北アフリカを研究対象とする教員により、インターネットやテレビ、書籍からは見えてこない中東・北アフリカの生の姿を学内外の方々にお伝えします。
本講座の形式は、中東・北アフリカの政治・経済・社会を専門とする教員による講義を基本としています。第二回目の講義では、留学生による生の声を聞きくことで、現地に関する知識と体験の両面を受講者に提供いたします。

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ポスターのダウンロードはこちらから

※受講の申し込み受付は、すでに締め切っておりますが、当日聴講いただくことは可能です。

 

MENA Week 2016

MENA Week は筑波大生を中心としたMENA(Middle East andNorth Africa)地域の文化紹介イベントです。
約一週間にわたり、料理や音楽、ファッションなど、MENA地域の様々な文化を体験できるイベントを開催しています。

イベント情報

詳細は下記のホームページをご覧ください。
MENA WEEK 2016

平成28年度公開講座「中東・北アフリカの今を知ろう」

一般の方を対象とした、公開講座を下記の日程で開催しています。

【実施期日】平成28年11月10日(木)及び17日(木)の2回開催
【時  間】18時15分から20時15分
【担当講師】北アフリカ研究センター長 青木三郎
人文社会系 准教授 柏木健一
ビジネスサイエンス系 上山一
本公開講座では、筑波大学に在籍する中東・北アフリカ出身の学生と中東・北アフリカを研究対象とする教員が、インターネットやテレビ、書籍からは見えてこない中東・北アフリカの生の姿を学内外の方々にお伝えいたします。

2回の講座修了者には、修了書を差し上げております。講座の参加にあたっては、下記のH.P.からの事前申し込みが必要です。
公開講座・申し込み・問い合わせ先
※事前申し込みの受付は終了いたしました。

【第一回目の様子】

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青木センター長による北アフリカ研究センターの紹介

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上山先生のお話し

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柏木先生のお話し

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次回は、モロッコ、チュニジア、エジプト、アルジェリアからの留学生が、現地の様子をお話しする予定です。当日の聴講も可能ですので、スチューデント・コモンズまでお立ちよりください。

チュニジア-日本 シンポジウム(TJS 2016)「イノベーティブ社会構築に向けたマネジメント戦略」開催

draft-poster-42016年9月17日(土)から19日(月)にかけて、筑波大学主催のTsukuba Global Science Week (TGSW)2016の一環として、JSPS二国間交流事業チュニジア-日本 シンポジウム「イノベーティブ社会構築に向けたマネジメント戦略」 を、JST-JICA地球規模課題対応国際科学技術協力事業「エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究」と合同で開催いたしました。
この会 議は、筑波大学北アフリカ研究センターとチュニジア、チュニス大学エルマナール校 国立チュニス工学院との主催により、JSPSとチュニジア共和国高等教育省の支援を受けて行われました。チュニジア、モロッコから42名、日本からは74名の、総勢116名が参加しました。

会議はチュニジア側実行委員長Ridha Ben Cheikh教授(チュニス大学エルマナール校 国立チュニス工学院)および日本側実行委員長松原康介准教授(筑波大学、北アフリカ研究センター)の進行により、中嶋光敏教授(筑波大学北アフリカ研究センター副センター長)、Kais Darragiチュニジア共和国大使による開会の辞で幕を開けました。

Darragiチュニジア大使による開会挨拶

Darragiチュニジア大使による開会挨拶

Chaabouni元チュニジア高等教育大臣による基調講演

Chaabouni元チュニジア高等教育大臣による基調講演

次いで、元チュニジア高等教育大臣Refaat Chaabouni教授、東洋大学の志摩憲寿准教授による基調講演が行われました。会議ではUrban management, Urban Planning and Area Studiesセッション、Social innovation, Socio-economics and Managementセッション、SATREPS Morocco-Tunisia-Japanセッションが設けられ、基礎研究データや事例研究、社会実装などの口頭発表を行いました。

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dsc00810会議全般にわたり,両国の先導的な研究課題を共有することができ、各セッションにおいては幅広く、そして専門分野において深化した議論が行われました。18日午後の全体総括および閉会式では各セッションコーディネーターからの報告と、一層問題を共有するためのさまざまな提案がなされ、最後に両国代表者による閉会の辞で幕を閉じました。

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SATREPS キックオフ・シンポジウム開催

2016年9月16日に東京のJICA研究所にて、今年度より開始したJST-JICA 地球規模課題対応国際科学技術協力事業(SATREPS)「エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究」のキックオフ・シンポジウムを開催しました。

kickoff2本会議には筑波大学北アフリカ研究センターのプロジェクト参画者、JST、JICA、またモロッコから2研究機関、農業水産省及び高等教育省、チュニジアから6研究機関と高等教育省の代表が出席しました。また数社の日本企業もオブザーバーとして出席しました。

会議は筑波大学北アフリカ研究センターの中嶋光敏教授の進行により、Kais Darragiチュニジア大使、Abdelkader Jamoussi モロッコ公使、Khemaies Zayaniチュニジア高等教育科学研究省局長、Hicham Rahaliモロッコ農林水産省課長、Noureddine Touhamiモロッコ高等教育省課長、長峰司SATREPS研究主幹による開会の辞で幕を開けました。次いてプロジェクトリーダー礒田博子筑波大学北アフリカ研究センター教授が全体の事業概要を紹介しました。また、プロジェクトマネジャーとして、モロッコ側のMohamed Zahar教授とチュニジア側のChedli Abdelli教授が各国での実施計画について紹介しました。今後5年間に向けた各チームの具体的計画を確認し、最後に鈴木和哉JICA課長の閉会の辞で幕を閉じました。

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上山一助教執筆の「中東におけるイスラーム銀行の現状」が『FIELD PLUS』に掲載されました

上山一助教が執筆された
「中東におけるイスラーム銀行の現状」
 イスラーム金融が利用される背景とは?

東京外国語大学出版会から発売された『FIELD PLUS』201607 no.16に掲載されました。


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※『FIELD PLUS』(フィールドプラス)とは?
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所が一般向けに発行する出版物です。
詳しくは、アジア・アフリカ言語文化研究所のH.P.をご覧ください。

チュニジア・レアリテ誌の取材を受けました

2016年7月13日(水)、本学に外国報道関係者の視察があり、チュニジア レアリテ誌の記者が本センターを訪れました。本センターの研究についての取材のほか、チュニジアから本学に留学している生命環境科学研究科の学生への取材もありました。

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レアリテ誌 経済部JAOUADI 記者

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取材を受ける生命環境科学研究科 留学生の様子

DSC00408取材の様子

エジプト・アスワン大学学長・学部長・学科長が北アフリカ研究センターを表敬訪問

2016年7月14日(木)、エジプト アスワン大学学長一行が、北アフリカ研究センターを表敬訪問され、本センターの森尾教授、柏木准教授、上山助教と懇談されました。

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集合写真 左から 上山一 助教、 Karam Khalil 日本語学科長、 森尾貴広 教授、 Mansor Kabbash 学長、 Farid Abdulzaher 言語学部長 、柏木健一 准教授

IMG_9758懇談の様子

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今回、来学された カラム日本語学科長は、本学に縁のある方で、現在、カイロ大学、アスワン大学の日本語学科長を務めていらっしゃいます。平成26年、27年に来学された際は、留学生センター等を訪問されました。

SATREPS日本側代表団がモロッコ・チュニジアを訪問

モロッコ側CPとの協議

モロッコ側CPとの協議

JST-JICA「地球規模課題対応国際科学技術協力事業(SATREPS):エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究」の5月からの開始に伴い、研究代表者を勤める北アフリカ研究センターの礒田博子教授ら日本側代表団が、5月8日から14日にかけて、モロッコ、チュニジアを訪問した。一行は9日、モロッコ農業・海洋漁業省のSadhiki次官、Bahaji担当局長と協議し、またSATREPSのモロッコ側カウンターパートであるハッサンII世農獣医大学、カディ・アヤド大学の研究者と、今後の活動に向けた具体的協議を行った。10日には黒川恒男在モロッコ日本大使を表敬し、午後からJICAモロッコ事務所での打合せを行った。翌11日には現地日本企業へのヒアリングを行った後に、チュニジアへと移動した。

黒川大使と一行

黒川大使と一行

Sadhiki次官、Bahaji局長と礒田教授

Sadhiki次官、Bahaji局長と礒田教授

12日にはチュニジア高等教育省にて、Kochlef局長及びチュニジア側カウンターパートであるチュニス国立農業研究所、ボルジュセドリアバイオテクノロジーセンター、スファックス大学国立技術学院、スファックスバイオテクノロジーセンター、スース大学医学部、乾燥地研究所の各研究者とともに、今後の活動に向けた協議を行った。翌13日には、カルタゴ大学学長、エル・マナール大学学長を表敬、JICAチュニジア事務所での打合せを挟んで、長谷川晋在チュニジア日本大使を表敬訪問し、今後のSATREPS及び北アフリカ研究センターの活動展開について協力をお願いした。

チュニジア側CPとの協議

チュニジア側CPとの協議

カルタゴ大学学長を表敬

カルタゴ大学学長を表敬

エル・マナール大学学長を表敬

エル・マナール大学学長を表敬

上山一助教が執筆された本が出版されました。

「変革期イスラーム社会の宗教と紛争」(塩尻和子編著)が明石書店から出版されました。

北アフリカ研究センターの上山一助教は、「利子なし銀行の発展と実態-ヨルダンにおけるイスラーム金融の行方」について、北アフリカ研究センター元教員の岩崎真紀助教は「イスラーム社会のマイノリティ-コプト・キリスト教徒のディアスポラ」について執筆しています。

DSC00094 本の表紙

 

 

第13回チュニジア-日本 文化・科学・技術学術会議(TJASSST 2015)開催

2016年2月23日、24日にかけて、筑波大学大学会館においてJSPS二国間交流事業「チュニジア-日本 文化・科学・技術学術会議 (TJASSST 2015)」 が開催されました。

この会議は、筑波大学北アフリカ研究センターとチュニジア、ボルジュセドリア・バイオテクノロジーセンター(CBBC)との主催により、JSPSとチュニジア共和国高等教育省の支援を受け、JST-Extended SATREPS Symposiumとの共同開催で行われました。日本側からは筑波大学藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センター(ABES)、チュニジア側からは在日本チュニジア共和国大使館などの協力を得て、チュニジアから61名、日本からは168名の、総勢229名が参加しました。

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会議は日本側実行委員長中嶋光敏教授(筑波大学北アフリカ研究センター)の進行により、三明康郎副学長、Chedly Abdelly教授(CBBC)、鯉沼秀臣教授(SATREPS)による開会の辞、Kais Darragiチュニジア共和国大使の来賓挨拶で幕を開けました。

次いで、ABES所長の渡邉信教授、CBBC所長のChedly Abdelly教授、オラン工科大学のAmine B. Stambouli教授による基調講演が行われました。会議ではLife Science, Food and Agricultureセッション、Environmentセッション、Energy and Materialsセッション、Math and ICTセッション、Humanities and Social Sciencesセッション、Management and InnovationセッションおよびJST-Extended SATREPSセッションが設けられ、基礎研究データや事例研究、社会実装などの口頭発表およびポスター発表を行いました。

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会議全般にわたり,両国の先導的な研究課題を共有することができ、各セッションにおいては幅広く、そして専門分野において深化した議論が行われました。また会場にはチュニス・オフィス及びチュニジア共和国大使館によるチュニジア紹介のためのブースが併設されました。24日午後の全体総括および閉会式では各セッションコーディネーターからの報告及びいっそう問題を共有するためのさまざまな提案がなされ、最後に青木三郎筑波大学北アフリカ研究センター長の閉会の辞で幕を閉じました。IMG_9474

『アジア経済』に掲載されました

20160118093558ジェトロ・アジア経済研究所発行の季刊誌「アジア経済」Vol.56 No.4 2015.12に掲載されました。

Article
Customer’s Criteria for Using Financial Products and Determinants of Customer Retention in Islamic Banks:Evidence from Joudan
Hajime Kamiyama
Haruka Usuki
論文
イスラム銀行利用者による金融商品の利用動機と継続取引の決定要因-ヨルダンの事例から-
上山一・臼杵 悠 2-27pp.

 

読売新聞に記事が掲載されました。

読売新聞2016年1月3日(日曜日)発行の地域(茨城)のページに、北アフリカ研究センターの記事が掲載されました。

記事の中には、昨年(2015年)11月11日から18日にかけて開催された「MENA Week 中東北アフリカ週間」についても触れられており、人文社会系 北アフリカ研究センター 岩崎真紀助教と留学生との和やかなランチ会の写真が大きく掲載されています。


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中東協力センターへの寄稿

北アフリカ研究センター /ビジネスサイエンス系 上山一助教のレポートが一般財団法人中東協力センターが毎月発行する広報誌「中東協力センターニュース」の「中東情報分析」に掲載されましたので、ご紹介します。


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寄稿文(1/10):2015年11月号掲載


全文(10ページ)816KB のダウンロードはこちらをクリック

一般財団法人中東協力センターのHP ■中東情報分析 上山助教「寄稿文」掲載ページはこちらをクリック 

MENA Week(中東・北アフリカ週間)修了記念パーティー

2015年11月11日(水)から開催されていたMENA Weekは、11月18日に最終日を迎えました。大学内のスープファクトリーで、修了記念ハラールフードパーティーが開かれ、盛会となりましたことを御礼申し上げます。


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会場入り口:スープファクトリー

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会場内


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北アフリカ研究センター長:青木先生による挨拶


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食欲をそそるスパイスの香り!

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ハラール料理


会場内の様子はこちら↓ MENA Week学生スタッフ、留学生からの挨拶もありました。
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MENA Week実施責任者:岩崎助教

MENA Week(中東・北アフリカ週間)最終日11/18の様子

2015年11月11日から開催しているMENA Weekの最終日(11/18)の様子をご報告します。

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会場:グローバル・コモンズ

 

午前中(10:30-12:30)は留学生と「What brings you to Japan」をテーマにチャットを楽しみました。

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モロッコ人留学生との懇談

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レバノン出身の留学生との懇談

MENA Week学生スタッフさんです!

MENA Week学生スタッフさん


11/18(水)のスケジュール
10:30-12:30 留学生との懇談
13:00-18:00 中東・北アフリカ映画上映会
18:30-20:30 修了記念ハラールフードパーティ(要:事前予約、要:会費2500円)
※修了パーティの会場はスープファクトリーです。

申し込み先:menaweek(アットマーク)gmail.com
※(アットマーク)を@としてください。

MENA Week (中東・北アフリカ週間)11/17日の様子

2015年11月11日(水)から、MENA Week(中東・北アフリカ週間)が開催されております。18日(水)が最終日となっておりますので、興味のある方はお気軽に、スチューデント・コモンズにお立ち寄りください。18日の予定はこちら


■11/17(火)第7日目、は下記のスケジュールで開催されました。
10:00-12:30 中東・北アフリカ学生による母国照会
13:00-17:30 中東・北アフリカ映画上映会
18:30-20:00 アラビア語入門-右から名前を書いてみよう。


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MENA Week スタッフ スチューデント・コモンズでお待ちしています!

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民族衣装を着てみました!

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ASIP「アフリカ・アジア・南米 留学体験談ーモロッコ・中国・ペルー篇」開催のお知らせ

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ポスターのダウンロードはこちら


ASIP(地域研究イノベーション学位プログラムでは「アフリカ・アジア・南米 留学体験談ーモロッコ・中国・ペルー篇」を開催することとなりました。


アフリカ・アジア・南米 留学体験談ーモロッコ・中国・ペルー篇
【日時】12月4日(金)15:15〜16:30 入退室自由
【場所】スチューデント・コモンズ
【対象】どなたでも参加できます
【内容】交換留学を体験した3名の学類生が、留学準備、留学中の様子、留学成果について語ってくれます。
[モロッコ]アル=アハワイン大学 交換留学体験談
[中国]北京大学 交換留学体験談
[ペルー]カトリカ大学 交換留学体験談


ASIP(地域研究イノベーション学位プログラム)は、アフリカ・アジア・南米のエキスパートになることを目指す現地留学と修士課程進学を必須とした教育プログラムです。今回の体験談ではASIP対象15カ国の中から3カ国を取り上げ、留学準備、留学中の様子、留学の成果などについて、交換留学を経験した3名の学生に語って頂きます。詳細はASIPのHPをご覧ください。

【連絡先】
「地域研究イノベーション学位プログラム」事務局
TEL 029-853-2946/3845
Eメール asip-office(アットマーク)ml.cc.tsukuba.ac.jp
*(アットマーク)を@に変えてください。

MENAWeek(中東・北アフリカ週間)3日目の様子

2015年11月11日(水)から、MENA Week(中東・北アフリカ週間)が開催されております。

会場(スチューデント・コモンズ)

会場(スチューデント・コモンズ)

11月13日(金)のスケジュール。
(会場:スチューデント・コモンズ)
・10:00-11:30 MENAの音楽と世界
・11:40-13:10 実践イスラーム社会マナー入門講座
・13:45-16:00 チュニジア共和国 サミ・ブガンミ一等書記官による講演
・18:30-20:30 「ハラール?」「断食?」まだまだ知らないイスラームの食文化


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会場に展示されている民族衣装

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会場の様子

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会場の様子


Embassy of the Republic of Tunisia Sami Boughanmi First Secretary

Embassy of the Republic of Tunisia Sami Boughanmi First Secretary

 
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●チュニジア共和国大使館 サミ ブガンミ一等書記官による講義が行われ、その後、チュニジア出身の留学生を交えた座談会が開かれました。大使館の方とこのような形でお話をする機会は、なかなか持つことが出来ません。とても貴重な時間となりました。

「フルサ・サイーダプログラム」帰国報告会とモロッコ大使館によるレクチャー

2015年11月11日(水)からMENA Week が開催されております。
11日には、スチューデント・コモンズにて、アラビア語と現地文化を知るための研修「フルサ・サイーダプログラム モロッココース」帰国報告会及びモロッコ大使館によるレクチャーが開催されました。

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モロッコ大使館参事官によるレクチャーの様子

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レクチャーの様子

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FSPMC参加者による報告の様子

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アインシャムス大学外国語学部長の来学

続きを読む

■MENA Week(中東・北アフリカ週間)■

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(1) MENA Weekポスター (表)

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(1) MENA Weekポスター(裏)

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(2) イベント詳細(表)

MENAWeekイベントdetail 2015.11.6._ページ_2

(2) イベント詳細(裏)


(1) MENA Week ポスター(両面)のダウンロードはこちら
(2) イベント詳細(両面)のダウンロードはこちら


■MENA Week(中東・北アフリカ週間)■
(第57回文部科学省「教育・文化週間」関連行事)

【期間】2015年11月11日(水)~11月18日(水)
【趣旨】みなさんは「中東・北アフリカ」(MENA:Middle East and North Africa)と聞いて何を思い浮かべますか?
テロ、内戦、難民など、危険なイメージばかりが先行するかもしれません。しかし、現地で暮らす人々は、日本で生きるわたしたちと同じように、家族や友人と語らい、いろいろなことに喜び、怒り、哀しみ、楽しみながら、日々、生活しています。
MENA Weekは、中東・北アフリカ圏出身学生、日本人学生、関係教職員の協働によるさまざまなイベントを通じ、インターネットやテレビ、本かからは見えてこない中東・北アフリカの姿を伝えていきます。
開催期間中は、運営学生が会場に常駐しているので、実際にコミュニケーションしながら理解を深めることができるのも魅力です。

【主催】筑波大学北アフリカ研究センター
【共催】グローバル・コモンズ機構/チュニスオフィス/西アジア文明研究センター/グローバルコミュニケーション教育センター(CEGLOC)地域研究イノベーション学位プログラム(ASIP)/比較文化学類


■11/11(水) 【会場】筑波大学スチューデント・コモンズ(アクセス
13:00 オープニング
13:10-14:45 中東・北アフリカ学生による母国紹介―イエメン他
15:00-16:30 サウジアラビア大使館によるレクチャー
16:45-19:00
アラビア語と現地文化を知るための研修
「フルサ・サイーダプログラムモロッココース」
帰国報告会/モロッコ大使館によるレクチャー


■11/12(木)【会場】筑波大学スチューデント・コモンズ
10:30-12:30 MENAから日本へ―What BringsYou to Japan? I
13:00-20:30 中東・北アフリカ映画上映会I


■11/13(金)【会場】筑波大学スチューデント・コモンズ
10:00-11:30 MENAの音楽と世界
11:40-13:10 実践イスラーム社会マナー入門講座
13:45-16:00 チュニジア大使館によるレクチャー
18:30-20:30 「ハラール?」「断食?」まだまだ知らないイスラームの食文化


(*14日(土)にはイベントはありません)


■11/15(日)
【会場】つくばセンターBiViつくば2階つくば総合インフォメーションセンター(つくばエクスプレスつくば駅前オークラフロンティアホテル隣)
※他の日とは会場が異なります。ご注意ください。
難民支援団体「イブラ・ワ・ハイト」による手作りくるみボタンワ ークショップ
10:30-12:00 手作りくるみボタンワ ークショップI【材料費500 円】
13:30-15:00 手作りくるみボタンワークショップII 【材料費500 円】
2015.11.15.「Syria」【会場】つくばセンター
つくばサイエンス・インフォメーションセンター大会議室
16:15-19:15 公開シンポジウム
「シリアの声を聴く―内戦、難民、今私たちにできること」
ポスターのダウンロードはこちら


■11/16(月)【会場】筑波大学スチューデント・コモンズ
10:00-17:00 中東・北アフリカ映画上映会II


■11/17(火)【会場】筑波大学スチューデント・コモンズ
10:00-12:30 中東・北アフリカ学生による母国紹介―イラン他
13:00-17:30 中東・北アフリカ映画上映会III
18:30-20:00 アラビア語入門―右から名前を書いてみよう!


■11/18(水)【会場】筑波大学スチューデント・コモンズ
10:30-12:30 MENAから日本へ―What BringsYou to Japan? II
13:00-18:00 中東・北アフリカ映画上映会IV

【会場】筑波大学スープファクトリー(スチューデント・コモンズ横
18:30-20:30 MENAWeek 修了記念ハラールフードパーティ
会費2500円・要事前申込】
申込先アドレス:menaweek(アットマーク)gmail.com
※(アットマーク)を@に変えてください。


●筑波大学スチューデント・コモンズへのACCESS
お車でお越しの場合
学園東大通り(県道55号線)→「筑波大学中央入口」交差点入る→「本部棟南駐車場」利用
バスでお越しの場合
つくばエクスプレスつくば駅6番バス乗り場
・筑波大学循環左回り→「大学公園前」下車
・筑波大学循環右回りまたは大学中央→「第1エリア」下車


■お問い合せ先
筑波大学北アフリカ研究センター(arena(アットマーク)un.tsukuba.ac.jp)
※(アットマーク)を@に変えてください。
問い合わせの件名は「MENA Weekについての問い合わせ」とし、ご自身のお名前とメールアドレス
をメール本文末尾に必ず記載してください。

2015筑波大学 秋の海外留学フェア

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2015年10月20日(火)、大学会館・特別会議室でグローバル・コモンズ機構主催の「2015 筑波大学 秋の海外留学フェア」が開催されました。
北アフリカ研究センターは、北アフリカ・地中海地域の協定校19大学のうち、今年度は下記5大学と「フルサ・サイーダプログラム~アラビア語と現地文化を知るための短期研修~」の紹介を重点的に行いました。

  • カルタゴ大学(チュニジア)
  • チュニス・エル=マナール大学(チュニジア)
  • アル・アハワイン大学(モロッコ)
  • ヨルダン科学技術大学(ヨルダン)
  • モンペリエ第1大学(フランス)

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大学会館特別会議室入り口


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北アフリカ研究センターのブース

北アフリカ研究センターのブースでは、主に協定校の連絡調整責任者の教員が留学を希望する学生の疑問質問に答えました。また、今夏に「フルサ・サイーダプログラム~アラビア語現地文化を知るための短期研修」に参加した学生も説明員として参加してくれました。
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シンポジウム(TJASSST2015)の開催について

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ポスターのダウンロードはこちらから

北アフリカ研究センターでは、シンポジウム「チュニジア-日本 文化・科学・技術学術会議(TJASSST 2015)」を開催いたします。
当初11月にチュニジアで開催を予定していたTJASSST2015ですが、安全面などの事情を踏まえ、2016年2月に日本で行う事となりました。参加者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。
詳細につきましては、下記のウエブサイトをご覧頂き、お申込みのお手続きをとってくださるようお願い申し上げます。

○開催期日:平成28年2月23日(火)~24日(水)
○開催場所:大学会館国際会議室
○参加登録:参加希望者は、下記のウェブサイトにて登録を行ってください。
https://tjassst2015.wordpress.com/
・締め切り:平成27年11月10日(火)

2015つくばグローバルサイエンスウィーク (TGSW)を開催いたしました

筑波大学では2015年9月28日(月)から30日(水)にかけて「つくばグローバルサイエンスウイーク(TGSW)」を開催いたしました。

北アフリカ研究センターからは
Survival Strategy in Arid Land -Management of Water Resource and Agriculture-」
乾燥地における生存戦略 -水資源と農業経営-
と題したセッションをおこないました。多くの方にご参加いただき、盛会となりましたことを御礼申し上げます。
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Session Organizers

アル=アハワイン・イフラン大学 交換留学希望者募集のおしらせ

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ポスターのダウンロードはこちら
地中海、サハラ砂漠、世界遺産都市の魅力にあふれる多文化の国、モロッコにある筑波大学協定校「アル=アハワイン・イフラン大学」に留学する学生を募集しております。

【対象】筑波大学の全学類・全研究科の学生
【募集人数】5名
【留学期間】2016年8月下旬から2017年5月末
【学内応募締切】
○第一回 2015年12月25日締切 12月30日頃合否通知
○第二回 2016年2月1日締切 2月5日頃合否通知
【問い合わせ】
ポスターに記載の事項を明記の上、下記アドレスにお問い合わせください。
担当教員:システム情報系 国際総合学類 准教授 松原 康介
matsub(アットマーク)sk.tsukuba.ac.jp
※(アットマーク)を@に置き換えてください。

【2015 FSPMC 現地レポート】モロッココースを終えて

北アフリカ研究センター/人文社会系の岩崎真紀助教から現地レポートが届きました。


フルサ・サイーダプログラムモロッココースを終えて
“Fursa Saida” Program has been finished with a full of joy of participants and coordinators

2015年8月11日 カナダ・モントリオールより
2015年7月5日に始まったフルサ・サイーダプログラム(FSP)モロッココースが8月4日、無事修了しました。6名の参加生たちは7月5日に20時間以上をかけてモロッコの首都ラバトの空港に到着しました。出迎えには、北アフリカ研究センター客員共同研究員兼チュニスオフィスアドバイザー教員のMoncef Harrabiチュニジア国立農業研究所(INAT)元所長がチュニジアから駆けつけ、車で3時間かかるイフレンまで同行してくださいました。

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イスタンブール空港の搭乗ゲートに集まるウムラ帰りの巡礼者(右手の白い衣服の人々)
写真はすべて岩崎撮影, 2015/7/24

わたしがAUIを訪問したのは、それから20日間が過ぎ、FSP生が期末試験を受け、修了証を受け取った日でした。成田からイスタンブールを経由し、カサブランカ空港に到着するまではよかったのですが、ウムラ(イスラームにおけるマッカ小巡礼。巡礼者は自分の国の旅行代理店などに申込み、マッカへは団体で行くことが多い)帰りの人々でごった返していたうえ、多くの搭乗客の預け荷物が長時間出てきませんでした。

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AUIでの研修を終え, タンジェに発つ直前のFSP生たちとAUI側コーディネータのおひとりブーナジュマ教授, 2015/7/25

ロストラゲージの手続きをしようとした矢先に自分のスーツケースが出て来たときには、到着予定時間を2-3時間過ぎていました。
そこから3時間以上かけてイフレンに到着したときにはかなり疲れていましたが、晴れ晴れとした様子のFSP生と会ったときには、このプログラムを開催して本当によかったという充実感にかわりました。彼らの姿からは、この1か月がいかに実り多いものだったかが十分に伝わってきました。

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モロッコ地図 http://www.kaze-travel.co.jp/morocco_tenjo014.html, 2015/8/11閲覧。

研修先のアル=アハワイン大学(AUI)でのFSP生の生活の様子は、参加生の高倉駿さん(比較文化学類3年)や草山亮さん(国際学類1年)、嶋村安祐美さん(教育学類4年)からの現地レポートにもありますが、密度の高い授業やマラケシュなど遠隔地へのエクスカーションも含む、さまざまなアクティビティからなっており参加生はみな、とても楽しんだとのことです。課外活動でスポーツも堪能できたことは、岩佐直斗さん(社会学類3年)からのレポートからもよく分かります。

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工房で働く女性職人, 2015/7/25

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青を中心とした色使いが美しいフェズの陶器 2015/7/25

7月25日から8月3日まではタンジェでのホームスティとニューイングランド大学でのアラビア語研修でしたが、これは、AUIが筑波大生のために特別に設けてくださった追加プログラムでした。

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モロッコの京都と言われる古都フェズの皮革染色場, 2015/7/25

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カサブランカのハサンⅡ世モスク(アラベスク模様と緑とベージュを基調とした色使いが大変美しいモロッコ最大のモスク。市民の憩いの場でもある), 2015/7/30

FSP生がこの期間にも思い出深い経験ができたことは、岡元侑希さん(社会学類3年)や島倉遼さん(国際学類1年)からの現地レポートでもよく分かるかと思います。

面積が日本の約1.2倍あるモロッコには、イフレンやタンジェ以外にも、フェズ、マラケシュ、カサブランカ、アガディール、ワルザザートといったそれぞれに風合いの異なる都市がたくさんある一方、小さな村々も魅力的です。地中海や大西洋を望む海岸沿いの街、4000m級の山を望む街、遠く沙漠が広がる街、地形や風景の多様さは、他の多くの中東・北アフリカにはない特色です。
また、モロッコでは、伝統工芸の技術が大切に守られており、絵皿やアクセサリーなどのセンスは日本人のそれと重なるところも多いように思われます。AUIでFSP生たちを訪問したあと、わたしはイフレン、フェズ、ラバト、カサブランカ、アガディール、ティズニットをめぐりました。とくにアガディールとティズニットでは、北アフリカ研究センターが進めているアルガン(モロッコの南部にのみ自生する、オリーブに似た樹木。搾油は伝統的に女性たちが行なう。オイルは、大量の実からほんのわずかしか採れないこともあり、高価。食用、美容ともに用いられ、高血圧や紫外線予防に効くと言われる)にかかわる研究のパイロット調査として、カウンターパートであるハサンⅡ世農獣医大学の研究者の方々と協力して、アルガンオイル精製女性協同組合を訪問しました。イスラーム的伝統と調和しながら女性の社会参加を進めているいくつもの女性協同組合とそこで働く人々の姿は、「持続可能な開発」や「女性のエンパワーメント」といったスローガンだけになりがちな言葉を、本当の意味で模索していると感じました。モロッコの調査のあとは、自身の調査のためにカナダのモントリオールに滞在し、現地のコプト正教会移民共同体のフィールドワークを行なっています。

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南部アガディールはビーチリゾートである一方アルガンの産地, 2015/7/28

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ハッサンⅡ世農獣医大学アガディール校のアルガン圃場(アルガンはオリーブよりさらに過酷な自然状況でも実をつけることができる), 2015/7/29

2015年8月11日現在、FSP生は全員無事日本に帰国し、イフレンよりもずっと暑い日本での生活に戻っております。

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伝統的なアルガンオイル搾油器具を表紙とした、女性協同組合のパンフレット, 2015/7/29

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アガディールのさらに南部ティズニットのアルガン油精製女性協同組合に展示されているアルガンオイル美容製品, 2015/7/29

中東・北アフリカに関しては、メディアを通じて、衝突や社会不安等マイナスなイメージばかりが流布していますが、今回FSPに参加し、モロッコでの生活を体験した6名の筑波大生たちは、現地のリアリティを実際に肌で感じることができたと思います。この経験は彼らの中東・北アフリカ観を大きく変えるだけでなく、彼らが自分の経験を友人や家族や先生方に話していくことで、その人たちの理解も変えていくことになると思います。そして、それは、とても小さな草野の根の変化かもしれませんが、偏見のない異文化理解や、もっといえば、平和に通じる着実な一歩であると確信しています。
今回のプログラムでは、AUIの関係者の皆様、ホームスティ先の皆様、駐日モロッコ大使はじめ館員の皆様には本当にお世話になりました。この場を借りて、北アフリカ研究センター一同、心よりお礼申し上げます。


 

We really appreciate all the people in Morocco who supported Fursa Saida Program, especially, Prof. Mohamed Bounajma and professors of ARANAS, Ms. Amy Fishburn, Ms. Khadija Ben Mansour and Mr. Othmane Atif, AUI, Prof. Moncef Harrabi, ex-INAT Director, Tunisia, Ms. Fat hiya, Mr. Mustafa and all the members of the host family in Tangier, H.E. Dr. Samir Arrour and Dr. Abdel Kader Jamoussi, the Embassy of Morocco in Japan. Thank you so much for your great caring for our students to make their staying so fruitful. Their great experience will lead a right understanding of the culture and people in Morocco and MENA region and we are sure it will also lead a world peace even though this step is just a small one.

We also appreciate those who supported our fieldwork in Morocco, Prof. Majid Benabdullah and Mr. Ilyass Arrahmouni, IAV Hassan II, Mr. Amenmoud, ANDZOA, Ms. Fatima and Ms. Jamila, UCFA, Ms. Hannan, GIE. We look forward to further cooperation with you all and again,thank you so much for your kindness for ARENA and the University of Tsukuba.

Tuesday, August 11, 2015

Maki Iwasaki

Fursa Saida Program Morocco Course Coordinator,

Assistant Professor, ARENA

【FSPモロッココース現地レポート】ARANASプログラム

フルサ・サイーダプログラム(モロッココース)参加生の教育学類4年・嶋村安祐美さんから、現地レポートが届きました。


2015年 8月 4日 イフレンより
フルサ・サイーダプログラムももう終わりを迎えてしまいます。アルアハワイン大学でのARANASプログラムもタンジェでのホームステイも終了し、いよいよ明日が帰国日です。今回は、わたしたちが参加したARANASプログラムについて書きたいと思います。
さて、ARANASとは(Arabic and North African Studies Program)の略称であり、アルアハワイン大学のアラビア語夏季研修という位置づけです。期間は5つ用意されていまして、わたしたち筑波大生は一番短い一か月を一週間遅刻する形での参加となりました。
レベルはBeginning 1, 2とIntermediate 1, 2とAdvance 1, 2の計6つにわかれていて、わたしはIntermediate 1のクラスに入りました。このクラスは学生の人数が少なく、イタリア人1名、アメリカ人2名、わたしの4人のクラスでした。先生は2人でしたので、大変充実した授業を受けることができました。

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授業をした教室のあるアルアハワイン大学の図書館
2015年8月4日筆者撮影

授業は朝8:30-13:30で、途中休憩が10:30-11:00にあって、お茶やお菓子を用意した部屋でのBreak Timeは他のクラスの学生や先生とのおしゃべりができ、とても楽しかったです。曜日によっては、途中からカリグラフィーや音楽等の授業がありました。また、筑波大生は一週間遅れた分の補講を受けることができ、はじめは全然ついていけなかった授業にも、最終的には授業がわかる状態にまでなれました。
また、ARANASプログラムにはモロッコ観光も含まれており、1週目の週末にはマラケシュへ行きました。私たちが参加していない時期には、タンジェやフェス等の都市の観光をしたようです。

Intermediate 1の期末試験は、ライティング(500語)、プレゼンテーション(10分以上)、ペーパーテストの3種がありました。特にライティングとプレゼンテーションはあまりやったことがなかったので、とても大変でした。終わった今となっては、達成感もありますし、何よりも自信がとってもつきました!
帰国をしても、今回の研修で培ったアラビア語の感覚を忘れないように頑張りたいと思います。

教育学類 嶋村安祐美

【FSPモロッココース現地レポート】ホームステイ先でのもてなし

フルサ・サイーダプログラム(モロッココース)参加生の社会学類1年・岡元 侑希さんから、現地レポートが届きました。


2015年8月2日 タンジェより
3週間のAUIでのアラビア語研修を終え、AUIのあるイフレンからホームステイ先のタンジェに小型バスで7時間かけて移動しました。(現地時間7/25)
ホームステイ先のタンジェはスペインまで14キロと地中海に非常に近い位置にあり、散策や海水浴でビーチをホストファミリーに案内してもらいました。タンジェは今回のFSPMCで訪れたイフレン、マラケシュにつづき3都市目でしたが、どの都市もそれぞれの特徴があり、非常に素晴らしい都市でした。なかでもタンジェは個人的にいい思い出が残る都市になりました。

ビーチでの海水浴

ビーチでの海水浴

誕生日での様子

誕生日での様子

ホームステイ5日目(現地時間:7/29)は私の誕生日と重なったこともあり、FSPMC参加生やホストファミリーが一緒になって祝ってくれました。サプライズや伝統衣装をプレゼントして貰えたりとさすがは海外の誕生日と思い知らされることもあり、非常に印象深い経験をさせていただきました。海外で誕生日を祝って貰えるという貴重な体験ができた私は本当に幸せだと感じました。
モロッコの滞在も残すところあと僅かとなりましたが、少しでも日本では経験できないことが多く経験できたらと思います。

社会学類 岡元 侑希

2015つくばグローバルサイエンスウィーク (TGSW)

筑波大学では2015年9月28日(月)から30日(水)にかけて「つくばグローバルサイエンスウイーク(TGSW)」を開催いたします。

北アフリカ研究センターからは
Survival Strategy in Arid Land -Management of Water Resource and Agriculture-」
乾燥地における生存戦略 -水資源と農業経営-
と題したセッションを予定しております。

ポスターのダウンロードはこちらから
TGSWポスタ改2の改-1


【日時】9月28日 14:15~17:15
【会場】エポカル つくば 会議室402
※ポスターには「401」と記載されておりますが、「402」に変更になりました。
【パネリスト(予定)】
Jamila Tarhouni:Tunisia(Institut National Agronomique de Tunisie)
Mohamed Kefi:Tunisia(Centre de Recherches et des Technologies des Eaux Technopole de Borj-Cedria)
Cherif Ould Ahmed:Mauritania(Institut Superieur d’Enseignement Technologiques de Rosso)
Erina Iwasaki:Japan(Sophia University)
※一部スペリングからアクサン・テギュが脱落しております。
【コーディネーター】
北アフリカ研究センター:入江光輝 准教授
北アフリカ研究センター:柏木健一 准教授
【セッション番号】 29
【事前登録のお願い】
事前準備ならびに期間中の会場運営をスムーズに行うため、事前登録のご協力をお願いしております。登録料・参加費は無料です。
事前登録及び、TGSWはこちらのサイトからお願いします。
【TGSWの問い合わせ】
 下記のメールアドレスへ、筑波大学国際部宛に送信してくださいますようお願いします。
TGSWsecretariatアットマークun.tsukuba.ac.jp
※アットマークを@としてください。

【FSPモロッココース現地レポート】タンジェでのホームステイ

フルサ・サイーダプログラム(モロッココース)参加生の国際総合学類1年・島倉遼さんから、現地レポートが届きました。


2015年8月2日 タンジェより
7月25日(土曜日)からモロッコ北部のタンジェという都市にてホームステイをさせていただいています。ホストファミリーの家族は母親と双子の子どもの3人ですが、その親戚の方もたくさんいらっしゃって、FSPMC生も含めると最大で15、6人程になることもあるなど、とても賑やかな雰囲気です。

休日にホストファミリーの方と一緒に昼食を食べる様子

休日にホストファミリーの方と一緒に昼食を食べる様子
2015/8/1 筆者撮影

ホームステイ期間中はタンジェ市内のニューイングランド大学での授業に加え、休日にはホストファミリーの方と旧市街や博物館に行くなど様々な活動を行っています。また、このホームステイはイスラム教徒(ムスリム)の方々の考え方や価値観を理解するための格好の場所です。1日5回の礼拝や礼拝の時間を告げるアザーンという放送、スカーフを巻いた女性の方など、異文化を感じる毎日です。特にスカーフに関してはムスリムであっても着けていない女性の方もたくさんいらっしゃり、イスラム=女性に対して抑圧的な宗教、というイメージが正しくないことを実感します。(イスラム教の聖典『クルアーン』にはスカーフを着けよといった明文の規定は存在せず、着けるかどうかはあくまで個人の自由に委ねられます。また、それに対する罰則規定等もありません。)(参考文献:内藤正典『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』)
このホームステイを通じてモロッコの人たちの温かさや優しさに触れる機会がたくさんあり、自分がどんどんモロッコという国を好きになっていくのを感じます。
滞在期間も残り僅かとなってしまいましたが、残りの時間の中でもたくさんの事を学んでいきたいと思います。

国際総合学類 島倉遼

【FSPモロッココース現地レポート】2015年8月1日 タンジェより

フルサ・サイーダプログラム(モロッココース)参加生の社会国際学群社会学類3年・岩佐直斗さんから、現地レポートが届きました。


AUIの生徒で、テニスを通じて友達になったイェッシンです。

AUIの生徒で、テニスを通じて友達になったイェッシンです。
(7月6日 AUIテニスコートにて 撮影者 岡元)

2015年8月1日 タンジェより
AUIでの生活のほとんどがラマダーン期間で、日本とは異なる時間間隔に戸惑うことが多々ありました。例をあげると、ショップがあいている時間や、カフェがあいている時間です。日中は開いておらず夜遅くなると開くといったものです。
そんな慣れない環境の中、私たち筑波大生はクラスの子とお互いに協力しあいプレゼンテーション、3回のテストを乗り切り修了証明書をいただくことができました。

私は、私自身筑波大学でスポーツをする身としてラマダーン期間中のスポーツの取り組方に興味をもちました。ラマダーン中といえどもテニスをしている人はいました。そこで、声をかけ友達になり、次の機会にテニスをする約束をして連絡を待っていると、誘われる時間はいつも深夜でした。なぜだろうと初めは疑問に思いましたが、モロッコで生活しているうちに時間感覚が日本とはかなり異なることがわかりました。
深夜には授業の関係上テニスができないので夕方にテニスをしたのですが、相手のモロッコ人はこまめに休憩を要求したり、かなり疲れたそぶりを見せたりしていました。
もっとも驚いたことは、水を買って口には含むが全て吐き出していたことです、イスラムの規律はスポーツをする上でも守らなくてはならないものなのだと実感しました。しかし、オリンピックやワールドカップとなると話は別のようです。ロンドン五輪の例では大会中にラマダンが重なり、断食を行う選手がいる一方で、サッカードイツ代表のエジル選手やスイス代表の選手は断食はしないと明言しています。エジプトのイスラム最高権威であるアリ・ゴマー師は「ロンドン五輪に参加している選手は旅行中にあたり、日中も飲食が許される」というファトワ(宗教見解)をだしていますが、最終的には選手自身の判断にゆだねられるという。
私の個人的な意見としてはイスラム教は世界三大宗教といわれるほど、信仰者の数も多く、影響力のかなり大きな宗教であるので、ラマダーンの時期を考慮した日程に大会自体をずらしたほうが良いとかんがえます。なぜなら宗教の教えを厳格に守っているイスラム教の選手に断食という宗教の教えを守るか、国の誇りを背負って戦う4年に1度の大会を万全の状態で望むかの選択をせまるのはあまりにも酷なことだと考えるからです。現地でのスポーツを通じて世界の取り組みにも目を向けることができました。自ら実感できた経験をいかしこれからもこのような問題の推移に注目していきたいです。

社会学類 岩佐直斗

在モロッコ日本国大使館_黒川大使が来学されました

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左から2人目:黒川大使

2015年8月1日(土曜日)、在モロッコ日本国大使館から 黒川恒男 駐モロッコ日本国特命全権大使が北アフリカ研究センターを表敬訪問されました。

写真は、左から北アフリカ研究センター・副センター長:中嶋教授、黒川大使、モロッコから本学への特別研究学生:MAKBAL, RACHIDAさん、北アフリカ研究センター・センター長:礒田教授

【FSPモロッココース現地レポート】イフレンの町の様子

フルサ・サイーダプログラム(モロッココース)参加生の比較文化学類3年・高倉駿さんから、現地レポートが届きました。


2015年 7月 31日 タンジェより

ラマダンの最終日の昼間とラマダン明けの夜にイフレンの町を散策しました。それまでは授業が忙しく、また最初の金土日(現地時間7/10~12)にマラケシュへの旅行があったため、町に出るのはこれが初めてでした。
イフレンは山の中の小さな街で、私が訪れたのが大学周辺にあるマーケットや広場ということもあり、比較的静かで安全という印象です。ラマダン中の昼間の街の様子は、礼拝の時間だったということもあり、多くの店が閉まっており、営業している飲食店は一軒もなく、ラマダンの雰囲気を感じました。ちょうど礼拝の時間だったこともありマーケットも閑散としていました。しかし、通りや街中にはどこかに出かける人々や、礼拝に向かう白衣の人々がおり、大学内とは違った雰囲気があります。

イフレンの街中の風景(撮影:高倉)

イフレンの街中の風景(撮影:高倉駿)

ムスリムが多く住んでいる地域へ行くのは今回が初めてだったため、ラマダンが実際に行われている様子を見るのも初めてでした。ラマダン期間中は、大学内でもカフェのや食堂、ショップの営業時間がマラケシュの私のルームメイトは部屋でよく礼拝を行っており、程度の差はあれど、実践を重んじる在り方が感じられました。
ラマダン後の平日にイフレンに行った際は、夕方の食事時ということもあり、街には人も多く活気がありました。この時点ではなんとなくラマダンの雰囲気が残っているような気もします。
異国の地で、なおかつラマダンという特殊な状況の中での2週間近くの生活は、生活時間の違いや日中の店舗の開店時間の変動など、合わせることが難しいこともありましたが、彼らの生活の在り方を身近に感じることができよい経験となりました。残り僅かの滞在ですが、さらに色々なことを学びたいと思います。

比較文化学類 高倉駿

【FSPモロッココース現地レポート】マラケシュのジャーマルフナ

フルサ・サイーダプログラム(モロッココース)参加生の国際総合学類1年・草山亮さんから、現地レポートが届きました。


2015年7月11日 マラケシュより
AUIに到着してから最初の1週間が過ぎるころ、私たちARANASプログラムの生徒たちはマラケシュに訪れることになりました。まだモロッコでの生活になれていない私にとって、マラケシュへの旅行は不安に思っていました。スリやひったくりに遭う可能性があると注意されていたからです。
しかし、マラケシュはその不安を上回るくらいエネルギッシュな街でした。特に私がそう感じたのはジャーマルフナです。ジャーマルフナとは、大きな市場のようなもので、食事からカバンなど、様々な商品が並んでいました。また、そこの人々はとても活気にあふれていて、ラマダーン時期とは思えないほど、元気でした。日本人は現地では珍しいのか、見かけると片言の日本語でコンニチハや、アラビア語でأنت ياباني؟とよく声をかけられました。日本では絶対味わえない雰囲気はとても刺激的でした。

昼のジャーマルフナ

昼のジャーマルフナ,2015/07/11,筆者撮影

同じ日の夜に再びジャーマルフナに行く機会がありました。お昼と全く雰囲気が異なって、同じ場所とは思えませんでした。それもそのはずで、お昼のときと比べて人がすごく多かったのです。お昼よりもさらに活気が満ちていました。昼間開いていなかった食べ物を販売している屋台が開いていたり、より多くの大道芸人がパフォーマンスをしたりしていました。
ジャーマルフナで会う人々から積極的に自分をアピールする姿勢を感じました。そうした姿勢を身近に感じ、実際に交流した経験を忘れないようにして、フルササイーダプログラムを修了したいと思います。

夜のジャーマルフナ

夜のジャーマルフナ,2015/07/11,筆者撮影

 国際総合学類 草山亮

第78回ARENA定期セミナーを開催しました

第78回ARENA定期セミナーを下記の通り開催しました。

日時:平成27年7月23日(木曜日)17:30~19:00
場所: 筑波大学 総合研究棟A205号室(筑波キャンパス中地区)
(地図)http://www.tsukuba.ac.jp/access/gmap/gmap.php?i=108010
講演者:谷口 智之 氏
(筑波大学 生命環境系 助教)
講演題目:エジプト農業に対する科学技術協力~SATREPSプロジェクトを通しての教訓~

ポスターのPDFはこちらをクリックしてください。

セミナーの様子

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平成27年度筑波大学公開講座「水が足りない」を開催しました

筑波大学では市民の皆様を対象に公開講座を行っております。北アフリカ研究センターでは、7月8日(水)と7月15日(水)の2回に渡り「水が足りない~北アフリカから未来の日本へのメッセージ~」と題する公開講座を開催いたしました。

【7/8(水)1回目の講座】
講師:筑波大学生命環境系 助教 河内敦

1回目の講座では、「北アフリカの気候変動と地下水資源」というタイトルで講義を行いました。

● 講義は3部から構成されています。

8795_Kawachi 初めに「北アフリカの水資源と気候変動」についての解説がありました。この部のまとめとして、北アフリカ地域の特徴は、「水がすくない」のではなく「水が足りない」、そして今後「さらに、水が足りない」状況に陥るだろう ということでした。
8798_lecture room

次に「チュニジアの地理:農業と水資源」についての解説がありました。この部のまとめとしては、チュニジアの主要産業である観光業・農業のために水資源が不可欠であること、また水資源が量的質的に不足していること、そして量的質的に農業用水を確保するには多方面の技術の導入を連携させる必要があるということでした。

最後に「統合的な水資源管理」について、解説がありました。
講義後は、受講者から活発な質問があり、関心の高さが伺われました。

【7/15(水)2回目の講座】
講師:筑波大学生命環境系 准教授 入江光輝
特別ゲスト講師:富山高等専門学校 准教授 間中敦

2回目の講座では、北アフリカ研究センターの環境・エネルギー部門が行っている「最新の研究の紹介」及び「水資源のサステイナビリティとレジリエンスの考え方」を主題に座学と実習を行いました。

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座学では、チュニジアの貯水池の底泥のニオイをかいでみたり、それを加工したレンガなどの実物を回覧しました。また少人数グループでのフッ素の反応実験や水質分析も行われました。

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2回の講義・実習を通して北アフリカ研究センターの研究活動の一部を一般の方へ公開することができました。

 

「2015 筑波大学春の海外留学フェア」に出展しました。

G.C FAIR2015
グローバル・コモンズ主催の「2015春の海外留学フェア」が5月20日(水)から7月8日(水)の日程で、開催されております。
北アフリカ研究センターは、北アフリカ・地中海地域の協定校及びサマースクール関する情報を提供しました。

【出展日】
6月9日(火)
【紹介校(協定校)】
アル=アハワイン・イフラン大学(モロッコ)
モンペリエ大学(フランス)
担当:松原康介 准教授(システム情報系・北アフリカ研究センター)

●会場の様子
audience_Matsubara

モンペリエ大学(フランス)での1年間の留学を終えたばかりの、国際総合学類 飯島さんによる留学体験のお話もありました。↓IIJIMA_Universite de Montpellier
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【出展日】6月11日(木)
【照会校、短期研修コース】
アル=アハワイン大学アラビア語サマーコース(モロッコ)
エルマナール大学附属ブルギバスクール(チュニジア)
○岩崎真紀助教(人文社会系・北アフリカ研究センター)による情報提供の様子

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2015年度アル=アハワイン大学アラビア語サマーコース(フルサ・サイーダプログラム:FSPMC)について、 今年度の参加者からの現地リポートを、北アフリカ研究センターのHPに掲載する予定です。どうぞお楽しみに。

【フルサ・サイーダプログラム モロッココースの開催時期と費用に変更があります】

当初の開催時期がBモジュール試験期間と重なり、費用も高額であったため、アル=アハワイン大学と交渉を重ねた結果、開催時期と費用について大変喜ばしい変更がありました。当初6月下旬開始だったものが、7月5日開始、25日授業終了、同日より8月5日まで古都フェズでのホームスティまで実施していただけることになりました。
この変更の結果、応募者が増え、2015年度は6名の学生を派遣することになりました。北アフリカ研究センター一同、彼らの意欲を大変誇りに思います。

○派遣生
教育学類4年 嶋村安祐美さん
(昨年度フルサ・サイーダプログラムにてチュニジアに渡航した「リピーター」)
比較文化学類3年 高倉駿さん
社会学類3年 岩佐直斗さん
社会学類3年 岡元侑希さん
国際総合学類1年 草山亮さん
国際総合学類1年 島倉遼さん

○新スケジュール_2015年度
7月 4日(土)日本発
7月 5日(日)ラバト着・AUIへ移動、オリエンテーション
7月 6日(月)~ 7月24日 授業、諸活動
*さまざまな国から集まる学生たちとレベルに応じたアラビア語、現地文化に
関する授業を受けます。1週間遅れて到着した分、通常のクラスに追いつける
よう、特別に夜間レッスンもあります。
7月25日(土)退寮
7月25日(土)~8月 5日(水)フェズのホームスティ先へ移動
*筑波大生6名のために、特別にホームスティプログラムを実施。日本で言え
ば、京都にあたる美しい古都フェズのモロッコ人家庭に滞在し、現地の人々
や文化について知り、机で学んだアラビア語を現場で実践します。
8月 5日(水)ラバト発
8月 6日(木)以降 日本着

○総費用
約25~33万円(当初予定最高50万円の約半額)
内訳
・AUIへ支払うプログラム費(含授業料、食費、滞在費、
授業に関わるすべての費用)約19.5万円
・航空券約20万円 ・保険1-1.5万円 ・OSSMA約3500円
・その他雑費3-4万円
(ここから奨学金12~20万円を引いたものが総費用)
○単位
CEGLOC(旧外国語センター)開設「海外語学研修アラビア語」3単位

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2016年度も、みなさんの応募をお待ちしています!

「2015 筑波大学春の海外留学フェア」に出展します

グローバル・コモンズ機構主催による「2015筑波大学春の海外留学フェア」が5月20日から7月8日の期間にわたり開催されております。
下記のスケジュールで、北アフリカ研究センターが出展いたします。北アフリカ・地中海地域の協定校や短期研修プログラムに関する留学情報の提供を行いますので、興味のある方はぜひご参加ください。

●出展スケジュール
【開催場所】
スチューデント・コモンズ(1A棟2階 スープファクトリー隣)

(1)【日時】
平成27年6月9日(火) 11:55~12:05 ※終了いたしました。
【紹介校】
アル・アハワイン大学(モロッコ)
モンペリエ大学(フランス)
【紹介者】
松原康介 准教授 (システム情報系、北アフリカ研究センター)
(2)【日時】
平成27年6月11日(木) 11:35~11:45
【紹介校】
アル・アハワイン大学アラビア語サマーコース(モロッコ)
エルマナール大学附属ブルギバスクール(チュニジア)
【紹介者】
岩崎真紀 助教 (人文社会系、北アフリカ研究センター)

【海外留学フェアに関する問い合わせ先】
グローバル・コモンズ機構
キャンパス・グローバル化部門
campus-kokusaika(アットマーク)un.tsukuba.ac.jp

【夏期アラビア語研修(フルサ・サイーダプログラム)に関する問い合わせ先】
岩崎真紀 助教 北アフリカ研究センター
arena(アットマーク)un.tsukuba.ac.jp

※(アットマーク)を@に置き換えてください。

SATREPS 地球規模課題対応国際科学技術協力 書籍のお知らせ

SATREPS 地球規模課題対応国際科学技術協力 書籍の紹介です。

  • 書籍名「地球のために、未来のために SATREPS」
  • 発行所 国際開発ジャーナル社
  • 発売所 丸善出版
  • 著者  小西 淳文

平成20年度から始まったSATREPS事業の初期採択課題について記載された書籍です。北アフリカ研究センター採択課題「乾燥地生物資源の機能解析と有効利用」(平成22年10月~平成27年5月)のプロジェクト概要が249ページに記載されております。

SATREPS COVER PAGE

地球規模課題対応国際科学技術協力事業(SATREPS)2013-2014 パンフレットに記載されているチュニジア国「乾燥地生物資源の機能解析と有効利用」についてご紹介します。

No35 『乾燥地生物資源の機能解析と有効利用』

砂漠を生きぬく植物の秘めたるパワーを活用せよ!

ダウンロードはこちらをクリック

brochure2013_P21

ASIP(地域研究イノベーション学位プログラム)_チュニジアとモロッコにかかわるセミナー開催のお知らせ

ASIP(地域研究イノベーション学位プログラム)から、チュニジアとモロッコにかかわるセミナー開催のお知らせがありました。中東・北アフリカ、商社のお仕事、青年海外協力隊のお仕事、海外で働くこと、開発、援助等に興味がある人は、ぜひご参加ください。

  • セミナータイトル:「アフリカビジネスと開発援助」
  • 日時:2015年6月3日(水)15:15~16:35
  • 場所:筑波大学 文科系修士棟 8A108
  • プログラム内容:

-三菱商事株式会社チュニス駐在事務所長 加藤泰樹氏

「チュニジア イスラム革命は成功したのか」

-青年海外協力隊モロッコOG(青少年活動) 藤澤礼香氏

「モロッコ隊員のリアルなお話―“変化” 応募から未来まで―」

-質疑応答

●ポスターはこちらからダウンロードすることができます。

第14回セミナーポスター_final

主催:筑波大学地域研究イノベーション学位プログラム(ASIP)事務局

http://asip.hass.tsukuba.ac.jp/

協力:筑波大学北アフリカ研究センター/ 筑波大学チュニスオフィス/  筑波大学 ロシア語圏諸国を対象とした産業界で活躍できるマルチリンガル人材育成プログラム(Ge-NIS)

在日チュニジア大使館訪問

2015年4月3日、礒田センター長が在日チュニジア大使館を訪問し、今年度から始まるJICA BOP連携促進事業ほかセンターの事業についてクリフ大使と会談しました。IMG_0003

出版のお知らせ Tunisia-Japan Symposium 2014

2014年11月に行われましたJSPS二国間交流事業「チュニジア-日本 シンポジウム :持続的社会構築のためのエネルギー・材料研究開発」の成果が、IOP Publishingから発刊されました。

書名: Journal of Physics: Conference Series(vol.596) Tunisia-Japan Symposium: R&D of Energy and Material Sciences for Sustainable Society 28–30 November 2014, Gammarth, Tunisia

チュニジア側、日本側執筆者による、計20報の論文が掲載されております。下記、Webサイトより閲覧・ダウンロードできます。

http://iopscience.iop.org/1742-6596/596/1

フルサ・サイーダ プログラム モロッココース(FSPMC)2015募集要項

 【フルサ・サイーダプログラム モロッココースの開催時期と費用に変更があります】2015.6.10

当初の開催時期がBモジュール試験期間と重なり、費用も高額であったため、アル=アハワイン大学と交渉を重ねた結果、開催時期と費用について大変喜ばしい変更がありました。当初6月下旬開始だったものが、7月5日開始、25日授業終了、同日より8月5日まで古都フェズでのホームスティまで実施していただけることになりました。
この変更の結果、応募者が増え、2015年度は6名の学生を派遣することになりました。北アフリカ研究センター一同、彼らの意欲を大変誇りに思います。

○派遣生
教育学類4年 嶋村安祐美さん
(昨年度フルサ・サイーダプログラムにてチュニジアに渡航した「リピーター」)
比較文化学類3年 高倉駿さん
社会学類3年 岩佐直斗さん
社会学類3年 岡元侑希さん
国際総合学類1年 草山亮さん
国際総合学類1年 島倉遼さん

○新スケジュール
7月 4日(土)日本発
7月 5日(日)ラバト着・AUIへ移動、オリエンテーション
7月 6日(月)~ 7月24日 授業、諸活動
*さまざまな国から集まる学生たちとレベルに応じたアラビア語、現地文化に
関する授業を受けます。1週間遅れて到着した分、通常のクラスに追いつける
よう、特別に夜間レッスンもあります。
7月25日(土)退寮
7月25日(土)~8月 5日(水)フェズのホームスティ先へ移動
*筑波大生6名のために、特別にホームスティプログラムを実施。日本で言え
ば、京都にあたる美しい古都フェズのモロッコ人家庭に滞在し、現地の人々
や文化について知り、机で学んだアラビア語を現場で実践します。
8月 5日(水)ラバト発
8月 6日(木)以降 日本着

○総費用
約25~33万円(当初予定最高50万円の約半額)
内訳
・AUIへ支払うプログラム費(含授業料、食費、滞在費、
授業に関わるすべての費用)約19.5万円
・航空券約20万円 ・保険1-1.5万円 ・OSSMA約3500円
・その他雑費3-4万円
(ここから奨学金12~20万円を引いたものが総費用)
○単位
CEGLOC(旧外国語センター)開設「海外語学研修アラビア語」3単位

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2016年度も、みなさんの応募をお待ちしています!

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参考【2015年度 当初の募集(計画)】

 今年度もFSP(フルサ・サイーダプログラム)では、参加生を募集します。
詳細は本記事、末尾の募集要項をご覧ください。

↓ ポスターはこちらからダウンロードすることができます。

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2015FSPMC-Poster

★対象 本学の正規課程に所属する学類生・大学院生。
アラビア語の能力は問わない
★定員 5~6名程度
*参考:2014年度は14名が参加。8名がチュニジアへ、6名がヨルダンへ。
★事前説明会(授業化が正式に決まったら、原則として履修登録すること)
第1回 4/14(火)4限@1B408教室
第2回 4/14(火)5限@1B408教室
第3回 4/16(木)4限@3B405教室
★プログラム詳細(一部調整中)
① 派遣期間:6/27~7/28
(授業は6/29~7/24の4週間)頃、現在調整中
原則として現地集合、現地解散
モデルスケジュール
6月26日  日本発
~7月27日 現地滞在
7月28日頃 帰国
※現在調整中
② 派遣先:モロッコ王国アル=アハワイン大学
Al-Akhawayn University in Ifrane (AUI)
http://www.aui.ma/en/arabic.html
③ 1日あたりの授業時間数(予定)
アラビア語3-4時間(1クラス数名の少人数制)
文化・社会関係1-2時間
希望者には課外活動(近郊への小旅行等・要別途費用)もあり
④ 総費用(概算):約50万円*
*JASSO奨学金支給時の金額。
研修費はAUIへ支払、航空券、保険、OSSMAは各自で取得。
【内訳】
研修費:3,350US$(=約40万円)
(授業料,寮費,教科書代,3食,授業にかかわる旅費,学内施設使用料)
航空券:13~20万円前後
海外保険:1-1.5万円
OSSMA: 3,210円
※成績が基準値以上の学生6名に対しては奨学金12万円支給。
⑤ 応募締切:4/20日(月) 北アフリカ研究センター事務室に下記書類を提出
○研修届
○海外研修・留学誓約書
○成績証明書
4/27(月) AUIへの登録、関係書類の提出
事前に研修費をアル=アハワイン大学に送金のこと(調整中)
⑥ 履修関係情報:科目名「アラビア語海外夏期研修」(番号)申請期限 調整中

★昨年フルサ・サイーダプログラムに参加した学生の声
「実際にムスリムの方の考えを知って、新たな視点を持てるようになりました」「北アフリカで一か月生活した経験から、どんな場所でも生活できる自信がつき、色々なことに積極的にチャレンジできるようになりました」

 

第2回モロッコ・日本学術シンポジウムを開催

2015年3月2日から3日にかけて、「第二回モロッコ-日本シンポジウム:先進的バイオ・環境・エネルギーに基づく革新的社会の構築」をモロッコ王国ラバトで開催しました。

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このシンポジウムはハッサン二世農獣医大学と筑波大学北アフリカ研究センターの主催によるもので、日本側から14名、モロッコ側から76名で計90名が参加しました。

シンポジウムはハッサン二世農獣医大学学長のSaid OUATTAR学長に始まり、Mohammed SADIKI農業水産省長官、黒川恒男在モロッコ日本大使、庄司光一JICAモロッコ事務所長、礒田博子筑波大学北アフリカ研究センター長の開会の挨拶で幕を開けました。

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次いで基調講演として、ハッサン二世農獣医大学のBouchta SAIDI教授からは食の安全性に関する多角的な講演が行われ、礒田博子センター長からはSATREPSプロジェクト成果報告と、モロッコとの今後のプロジェクトについての展望が述べられました。

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口頭・ポスター発表では、バイオサイエンス、バイオ-食、環境科学、エネルギー材料科学の4つのセッションが設けられ、農学や食品加工、人文社会科学も含めた幅広い分野から、研究成果や社会実装に向けた報告が行われ、異分野間故の活発な議論が行われました。閉会式では、両国実行委員長であるハッサン二世農獣医大学Mohamed ZAHAR教授と筑波大学北アフリカ研究センター中嶋光敏教授より閉会の辞が述べられ、今後のイノベーション創出に向けた分野融合型共同研究の展開が期待されるなか、幕を閉じました。

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翌日からのスタディーツアーでは、メクネス近郊のワイン工場Les Cellier de Meknes、オリーブオイル工場La Maassera、テーブルオリーブ加工場Conseves Noraにて、モロッコでの食品加工、食の安全管理について視察を行いました。また、イフレンにあるアル・アハワイン大学を訪問し、現在筑波大学から留学中の3名の学生と交流・学内視察した後、Mohammed DAHBI副学長、Amy FISHBURN国際担当局長を表敬しました。

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※鈴木義和准教授(北アフリカ研究センター副センター長・数理物質系)がご自身の研究室のウェブサイトに参加レポートを掲載されています。

第75回ARENA定期セミナーを開催しました

第75回ARENA定期セミナーを下記の通り開催しました。

日時:平成27年1月29日(木曜日) 17:30~19:00
場所: ARENA会議室(共同利用棟101)
講演者:Dr. James B. COLE
(Associate Professor, Faculty of Engineering, Information and Systems, University of Tsukuba)
講演題目:Introduction to Mathematical Modeling and Numerical Simulation: Applications to Science and Society, and Collaboration with Tunisia

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ポスターのPDFはこちらをクリックしてください。

北アフリカ研究センター10周年記念論文集を刊行しました

本センター(ARENA)は、地中海からサハラ砂漠にいたるエジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコ及びモーリタニアの国々を対象として、北アフリカ地域がもつユニークで多様な可能性及び我が国の進んだ科学技術とを有機的に連携させ、文理融合型の総合研究を推進することを目的として、平成16年に設立され、昨年、設立10周年を迎えました。これを機に、これまでのARENAでの研究成果と今後の展望を広く学内外、国内外に発信するため、10周年記念事業の一環として、Nova Science Publisher社から論文集「Sustainable North African Society: Exploring Seeds and Resources for Innovation」を刊行しました。

概要:

Amazon.co.jpでもお買い求めいただけます

Sustainable North African Society: Exploring Seeds and Resources for Innovation

第2回モロッコ・日本学術シンポジウムを開催します

北アフリカ研究センターでは、来る3月2日から3日にかけ、モロッコ・ハッサン二世農獣医大学(IAV)と共に「第2回モロッコ・日本学術シンポジウム」をラバト市(モロッコ)において開催します。

“The 2nd Morocco-Japan Symposium:”
-Innovation based on Bio-Environment-Energy Sciences”

MJS2015・Organizers

  • Institut Agronomique Vétérinaire (IAV) Hassan II for Moroccan side
  • Alliance for Research on North Africa (ARENA) University of Tsukuba for Japanese side.

・Date

  • Monday 2 March
    afternoon  :Opening Ceremony, Keynote lectures,
    Scientific Sessions
  • Tuesday 3 March
    whole day  :Scientific Sessions
    evening    :Closing Session
  • Wednesday 4-Thursday 5, March :Study Tour

・Venue

Institut Agronomique Vétérinaire Hassan II Rabat
Madinat Al Irfane, BP 6202. Rabat, Morocco
Tel: + (212) 0537-77-17-58/59  Fax : +(212) 0537-77-58-45

開催案内についてはこちら、プログラムについてはこちらのPDFを参照ください。

JICAと筑波大学とのチュニジア共和国への国際協力に関する覚書締結

独立行政法人国際協力機構(JICA)及び国立大学法人筑波大学は、1月20日(火)、チュニジア共和国への国際協力に関する覚書を締結しました。署名は、クリフ在京チュニジア大使、木邨JICA筑波所長、三明副学長及び関係者が臨席するなか、市川JICA理事及びベントン副学長との間で交わされました。

この覚書締結により、チュニジア共和国への国際協力事業の質の向上及び国際貢献並びに学術研究及び教育の発展に寄与することを目的として、JICA及び本学の持つスキームを最大限活用して人的交流や技術の交流が図られることとなります。

本学は、2010年10月にJICAと開発途上地域への国際協力のための連携協定を結んでおり、今回の覚書締結により、具体的な連携協力が図られることとなります。

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チュニジア・日本シンポジウム「持続可能な社会に向けたエネルギー及び材料科学に関する研究開発」(TJS2014)開催

2014年11月28日から12月1日にかけて,チュニジア・日本シンポジウム「持続的社会構築のためのエネルギー・材料研究開発」(TJS 2014)がチュニジア共和国ガマルタにて開催されました。

この会議は,日本学術振興会およびチュニジア共和国高等教育・科学研究・情報通信技術省の支援のもと、筑波大学北アフリカ研究センター、ボルジュセドリア・エネルギー研究センター(CRTEn)、ボルジュセドリア・材料科学研究センター(CNRSM)の共催により開催されたものです。日本側からはJICA,チュニジア側からはボルジュセドリア・Ecoparkなど6団体からのご後援をいただき、日本からは25名、北アフリカ諸国からは84名の総勢109名が参加しました。

会議は両国実行委員長Brahim BESSAÏSボルジュセドリア・エネルギー研究センター長(CRTEn)および秋本克洋教授(筑波大学北アフリカ研究センター)の開会挨拶に始まり,髙原寿一在チュニジア日本大使、三明康郎筑波大学副学長、Refaat Chaabouniチュニジア元・高等教育科学技術大臣の来賓挨拶で幕を開けました。

チュニジア側実行委員長Brahim BESSAÏS教授(CRTEn)

チュニジア側実行委員長Brahim BESSAÏS教授(CRTEn)

日本側実行委員長 秋本克洋教授(筑波大学北アフリカ研究センター)

日本側実行委員長 秋本克洋教授(筑波大学北アフリカ研究センター)

左より、秋本教授、髙原大使、Jelassi Tawfikチュニジア高等教育大臣、三明副学長、礒田センター長、Refaat Chaabouniチュニジア元・高等教育大臣、Ferid Mokhtar(ボルジュセドリア・材料科学研究センター長)

左より、秋本教授、髙原大使、Jelassi Tawfikチュニジア高等教育大臣、三明副学長、礒田センター長、Refaat Chaabouniチュニジア元・高等教育大臣、Ferid Mokhtarボルジュセドリア・材料科学研究センター長

次いで,三明康郎副学長より,「研究大学としての筑波大学」と題した基調講演が行われ、筑波大学の研究・教育活動が紹介されました。続いて、Refaat Chaabouni元・高等教育大臣からは「世界の高等教育」、Brahim BESSAÏS教授からは「ボルジュセドリア・エネルギー研究センターにおける太陽エネルギー研究の歴史」と題した基調講演が行われました。

三明康郎筑波大学副学長による基調講演

三明康郎筑波大学副学長による基調講演
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Refaat Chaabouni元・高等教育大臣による基調講演

Refaat Chaabouni元・高等教育大臣による基調講演

29日からのエネルギーセッションでは4件のKeynote講演、23件の口頭発表と24件のポスター発表が、また、材料セッションでは3件のKeynote講演、24件の口頭発表と28件のポスター発表が行われ、非常に活発な討論が繰り広げられました。

最終日には麻野篤JICAチュニジア事務所長と,礒田博子筑波大学北アフリカ研究センター長の閉会の辞で幕を閉じました。

TJS2014の集合写真(EL-MOURADI HOTELにて)

TJS2014の集合写真(EL-MOURADI HOTELにて)

各セッション講演の模様

各セッション講演の模様

ポスター賞の贈呈

ポスター賞の贈呈

会議終了後には、チュニジア側のご厚意によるスタディツアーが開催され、会場近郊のカルタゴ遺跡およびボルジュセドリアテクノパークの見学を行いました。

カルタゴ遺跡にて

カルタゴ遺跡にて

ボルジュセドリアテクノパークにて

ボルジュセドリアテクノパークにて

(文責:北アフリカ研究センター・鈴木義和 准教授)

「2014 筑波大学海外留学フェア」に出展しました

2014年11月18日(火)、大学会館・特別会議室でグローバル・コモンズ機構主催による「2014 筑波大学海外留学フェア」が開催されました。北アフリカ研究センターはチュニス・オフィスと合同で出展し、来場した学生に北アフリカ・地中海地域の協定校や短期研修プログラムに関する留学情報を提供しました。

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北アフリカ・地中海地域ブースには主な協定校の連絡調整責任者の教員が留学を志望する学生の疑問・質問に答えました。また、今夏に「フルサ・サイーダプログラム~アラビア語と現地文化を知るための短期研修」に参加した学生も説明員として多数参加。同プログラムの体験を後輩たちに熱心に語ってくれました。
併せて、2015年度に開設予定のライフイノベーション学位プログラム開設準備室員も同ブースで広報活動を行いました。同プログラムでは海外インターンシップ先としてモンペリエ第一大学(フランス)、オックスフォード大学(イギリス)、ワーゲニンゲン大学(オランダ)等が選択可能となる予定です。

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昨年発足した地域研究イノベーション学位プログラム(ASIP)に関心の高い学生からは同プログラムの海外インターンシップ重点校であるカルタゴ大学(チュニジア)、チュニス・エル=マナール大学(チュニジア)、アル=アハワイン大学(モロッコ)について多くの問い合わせがあったほか、フランス留学に関心のある学生らはモンペリエ第一大学(フランス)の、夏期アラビア語研修に興味のある学生らはフルサ・サイーダプログラム(チュニジア・ヨルダン)の説明に耳を傾ける姿が見られました。いずれも昨年度から派遣実績が急速に伸びており、案内できる内容がより充実して参りました。
また、すでにプログラムを知っていて在学中に是非行きたいと語る学生がブースに現れ、昨年このブースを訪れて今夏のプログラムに参加した説明員と意気投合するなど、広報に力を入れてきた教職員としては嬉しい一幕もありました。

当日の配布資料は学内の海外留学情報が集積されているスチューデント・コモンズ(1A203)で引き続き入手することができます。北アフリカ・地中海地域への留学に興味のある方は是非足を運んでください。

フルサ・サイーダプログラム~アラビア語と現地文化を知るための短期研修~帰国報告会を開催しました

北アフリカ研究センターでは今夏「フルサ・サイーダプログラム~アラビア語と現地文化を知るための短期研修~」を主催し、チュニジアに8名(国際地域1、 人文1、比文1、国総3、教育1、生物1)、ヨルダンに6名(社会2、国総1、生資1、看護1、医学1)の学生を送り出しました。
この成果を広く知っていただくため、2014年10月29日、スチューデント・コモンズのプレゼンルームにおいて帰国報告会を開催しました。

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当日は昨年を上回る51名の学生・教職員が集まり、会場は満員御礼となりました。
入江准教授(ヨルダンコース担当)による司会のもと、はじめに当プログラムを主催する北アフリカ研究センターの礒田センター長から挨拶の言葉が述べられ、続いて岩崎助教(チュニジアコース担当)により当プログ ラムの概要説明が行われました。

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次に、チュニジアコースに参加した牧野真理子さん、小川湧司さん、佐藤萌さん、田中千智さん、嶋村安祐美さん、堀内栞さん、山中巧さんにより、チュニスにあるブルギバスクールにおける語学プログラムの概要、課外学習、現地での体験談についてのプレゼンテーションが行われました。もうひとりの参加者で現在アル=アハワイン大学(モロッコ)に留学中の荒井大樹さんからは留学生活の動画が送られてきました。

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ヨルダンコースには谷口雄大さん、石原亜里沙さん、宮部祥代さん、嶋田優奈さん、林浩平さんが参加し、ヨルダンのイルビッドにあるヨルダン科学技術大学における語学プログラムの概要やフィールド研修、シリア難民の支援を行う現地NGOの活動に触れての体験談についてプレゼンテーションが行われました。(中野皐月さんは体調不良につき他参加者が代読。)

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学生のプレゼンテーションでは、留学費用や現地における 衣食住などの具体的な情報のほか、実体験に基づく生き生きとした交流や現地文化の様子が多数の写真や動画を交えて伝えられました。来年以降参加を検討している学生には研修のイメージをつかむのに大いに役に立ったことと思われます。

質疑応答の時間には留学に興味を持つ会場の教員や学生から質問が寄せられ、プログラム参加者は率直かつ丁寧に答えていました。

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続いて、プログラム参加生に対し修了証の授与が行われました。

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終盤、チュニス・オフィスに駐在する八幡コーディネーターがSkypeの画面越しに登壇。遠くチュニジアの地から会場に集まった海外雄飛を目指す学生たちに語りかけました。最後に、北脇チュニス・オフィス所長から学生たちの今後への期待とエールが述べられ報告会は幕を下ろしました。

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北アフリカ研究センターでは来年も同プログラムの参加者を募る予定です。アラビア語、イスラーム文化、海外留学等に興味のある学生の皆さん、是非参加をご検討ください。募集は4月頃の予定です。

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こちらをクリックすると報告会広報用ポスター(PDF)が開きます。

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(参考)コース概要ポスター
チュニジアコース
ヨルダンコース

フルサ・サイーダプログラム~アラビア語と現地文化を知るための短期研修~帰国報告会を開催します 

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北アフリカ研究センターでは今夏「フルサ・サイーダプログラム~アラビア語と現地文化を知るための短期研修~」を主催し、チュニジアに8名(国際地域1、人文1、比文1、国総3、教育1、生物1)、ヨルダンに6名(社会2、国総1、生資1、看護1、医学1)の学生を送り出しました。
この度、担当教員による当プログラムの概要説明、並びに実際に留学した学生によるプレゼンテーションの機会として下記のとおり帰国報告会を企画いたしました。
北アフリカ研究センターでは来年も同プログラムの参加者を募る予定です。アラビア語、イスラム文化、海外留学等に興味のある学生・教職員の皆さま、お誘い合わせの上お気軽にお立ち寄りください。

日時: 2014年10月29日(水) 18:15~19:45

会場: スチューデントコモンズ・プレゼンルーム(1A203)
(第一エリア・スープファクトリー隣)

主催: 筑波大学北アフリカ研究センター
共催: 筑波大学チュニス・オフィス、グローバルコモンズ機構

筑波大学北アフリカ研究センター(ARENA)特別セミナーを開催しました

筑波大学では2014年9月28日(日)から30日(火)にかけて「つくばグローバルサイエンスウィーク2014」を開催しました。(こちらからアブストラクトがご覧いただけます)

全学をあげた当イベントの一環として、北アフリカ研究センターでは2014年9月30日、大学会館特別会議室において特別セミナー「Innovative Approaches to Natural Resources for Development of North African and Mediterranean Regions」を開催しました。

当日プログラム・講演題名

当日プログラム・講演題名 (クリックするとPDFが開きます)

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本セミナーには、講演者としてチュニジア、モロッコ、ヨルダンの3か国からの研究者、来賓としてモロッコ、ヨルダンの2か国の駐日大使館関係者、教職員、学生ら総計49名が参加し、北アフリカ・地中海諸国の最新の研究成果について活発な議論がなされました。

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<プログラム>
開会挨拶: 礒田博子 北アフリカ研究センター長
来賓挨拶:
Osama Almashini 臨時代理大使(ヨルダン)
Abdelkader Jamoussi 公使(モロッコ)
講演:
My Mustapha Ismaili Alaoui ハッサンII世農獣医大学教授(モロッコ)
Brahim Bessaïs ボルジュセドリアエコパーク・エネルギー研究技術センター所長(チュニジア)
Majed Mahmoud Mohammad Abu-Zreig ドイツヨルダン大学・学部長(ヨルダン)
上山一 北アフリカ研究センター助教(Abdulla Mohammed Al-Sadiq バーレーン大学・学部長(バーレーン)代理)
閉会挨拶:
中嶋光敏 北アフリカ研究センター教授

 (司会:北アフリカ研究センター 柏木健一 准教授)

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