設立趣旨

北アフリカ研究センターとは

筑波大学北アフリカ研究センター(ARENA)は、地中海からサハラ沙漠にいたるエジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、モーリタニアの国々を対象として、北アフリカ地域がもつユニークで多様な可能性と、わが国の進んだ科学技術とを有機的に連携させ、文理融合型の総合研究を推進することを目的として、2004年に設立されました。2007年4月1日から筑波大学の全学(研究)センターとして独立しました。
これを機に、これまで以上に有益な研究を進展させると同時に、2006年4月に発足しました本学初の海外拠点筑波大学北アフリカ・地中海事務所(CANMRE、本部はチュニス)とともに、多分野融合型の新教育研究システムを確立し「北アフリカ学」の創出にむけ基盤構築に取り組んでいます。
本センターではこれまでも、バイオサイエンス部門、環境・エネルギー部門、人文社会科学部門、ICT・イノベーション部門の4部門それぞれの学問的特性を用いて、北アフリカ独自の地域性を生かした研究、学術交流、若手研究者の教育と育成を進め、北アフリカ圏の学術研究のより一層の進展と活性化、高度化に貢献してきました。この成果は、欧米中心の学術研究の軸足を北アフリカとアジアへと転換し、文明の共生を目指した日本発の新たな学問領域を形成することにも繋がります。
北アフリカ圏は地理的特性による独自の歴史と文化をもっていますが、現代社会の複雑な国際関係のなかで、社会の安定・経済的発展・若者の教育などに関して、多くの問題も抱えています。本センターは、この地域をテーマとする自然科学と人文社会科学のさまざまな視点から、深い理解と考察に基づく学際的な研究を展開することによって、これらの問題をより現実的、実践的に解決することができ、永続性のある国際貢献に寄与することができると考えています。
北アフリカ研究センターは、日本と北アフリカ地域とを結ぶ、新時代志向型の戦略的で総合学術研究と情報発信の研究拠点形成を目指しています。

21世紀の世界は北アフリカから

北アフリカは、
■未来を拓く有用資源の宝庫です。
北アフリカ地域には未知の可能性を秘めた遺伝子・生物資源が眠っています。
■地球のエコロジー問題への絶好のアクセス・ポイントです。
地球温暖化や沙漠化の防止に役立つ乾燥地環境・エネルギー研究が、この地域で実施できます。
■人類共存のモデル地域です。
この地域は、古来、諸文化の多元的融合の上に独自の伝統を築いてきています。
■知的資質に富む人材を多数輩出する、ポテンシャルの高い地域です。
中世まで最先端の学術研究が展開されていたために、今日でも知的潜在力があります。
■発展のための基盤が整った地域のひとつです。
北アフリカ地域にありながら地中海文化圏にも属しており、近代化の促進に有利です。
■新しい国際関係の潮流を開くことが日本の使命です。
日本が主導する新たな国際交流ネットワークの実効力のある成果が期待できます。

北アフリカは、日本の新たな学術研究のパートナーです。

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