設立趣旨

地中海・北アフリカ研究センターとは

筑波大学は、2004年に「北アフリカ研究センター」、2006年に「海外拠点筑波大学北アフリカ・地中海事務所(現名称:チュニスオフィス)」を設立し、地中海からサハラ砂漠にいたるエジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、モーリタニアの国々を対象として、当該地域がもつユニークで多様な可能性と、わが国の進んだ科学技術とを有機的に連携させ、文理融合型研究を推進してきました。
2018年4月からは、「地中海・北アフリカ研究センター」として、欧州の機関との連携も含め、日本と当該地域とを結ぶ、新時代指向型の戦略的な総合科学研究を強力に推しています。
地中海・北アフリカ地域は地理的特性による独自の歴史と文化をもっていますが、現代社会の複雑な国際関係のなかで、社会の安定や経済発展、若年層の教育などに関して、多くの課題を抱えています。自然科学と人文社会科学のさまざまな視点から、深い理解と分析に基づく総合的な研究を展開することによって、これらの課題をより現実的、実践的に解決し、永続性のある知的国際貢献に寄与することができると考えています。
具体的には、当該地域に関わるバイオサイエンス、材料・エネルギー・環境、人文社会科学、マネジメント・イノベーションの4部門を核として、それぞれの学問的特性を活用した文理融合型研究を展開していきます。これにより地中海・北アフリカ地域の総合的理解を深化していきます。参画者の研究力の向上を図り、産学連携、社会実装化をめざすための国際共同利用・共同研究拠点の構築を図り、文明の共生を目指した日本発の新たな学問領域の形成と国際的産業力の強化などを通じて、我が国のプレゼンスの向上に貢献していきます。

地中海・北アフリカは、
■未来を拓く有用資源の宝庫です。
地中海・北アフリカ地域には未知の可能性を秘めたバイオ資源が眠っています。
■地球のエコロジー問題への絶好のアクセス・ポイントです。
地球温暖化や砂漠化の防止に役立つ材料・エネルギー・環境研究が、この地域で実施できます。
■この地域は、古来、諸文明の多元的融合の上に独自の文化・伝統を築いてきた、人類共存のモデル地域です。
■知的資質に富む人材を多数輩出する、ポテンシャルの高い地域です。
■新しい知的国際関係の潮流を開くための日本のパートナーです。
日本が主導する新たな国際的教育研究ネットワークの強化と学術的・社会的成果が期待できます。

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