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チュニジア-日本2012シンポジウム開催

IMG_02742012年11月16日(金)から19日(月)にかけて、チュニジア-日本2012シンポジウムがチュニジア共和国、ハマメットのHotel Diar Lemdinaで開催されました。

このシンポジウムは「食品科学研究を通じた持続的社会の形成」をテーマに掲げ、チュニジア側は国立チュニジア農業学院(INAT)、農業投資促進庁(APIA)、乾燥地研究所(IRA)、ボルジュセドリア・バイオテクノロジーセンター(CBBC)、日本側は(独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所と筑波大学北アフリカ研究センター、北アフリカ・地中海事務所の共催で行われました。日本側参加者44名、チュニジア側参加者121名の総勢158名が参加しました。

集合写真2シンポジウムはチュニジア共和国高等教育科学技術省局長、Mohamed KERKENI教授の開会の挨拶に始まり、在チュニジア日本大使館、池﨑臨時代理大使、国立チュニジア農業学院所長でチュニジア側実行委員長のMahmoud Elies HAMZA教授、日本側実行委員長五十部誠一郎博士(食品総合研究所)、農業投資促進庁(APIA) CEO、Abdellatif GHEDIRA氏の挨拶で幕を開けました。

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継いで、日本側2名、チュニジア側1名による基調講演が行われました。まず昨年日本の原子力発電所事故によって起きた放射性物質の拡散に伴う食品影響につ いての現状と日本政府の取り組みについて、食品総合研究所所長林清博士より報告がありました。次にIMG_0319チュニジアの乳製品企業VitalaitのCEOである Ali KLEBI氏より、チュニジアの食品産業の現状として主に乳製品ついて報告がありました。また、東京農工大学の矢ヶ崎一三教授(元日本栄養・食糧学会長) からポリフェノールの健康機能への役割について報告がありました。これらの講演によって、参加者は両国の食品を取り巻く現状、特に機能性や安全性といった 関心の高い分野がシンポジウムの主題であることを認識し、その後のセッションやワークショップの位置づけを理解することができました。

IMG_0916IMG_1197シンポジウムでは、「食品科学研究を通じた持続的社会の形成」の問題に対し、食品科学(工学・農学)的視点と人文科学(政治、経済)的視点の二つのアプローチについて、5つのセッション(食品科学、食品安全、食品機能、食品工学、食品システム)に分かれて、農産物から食品の製造にいたるシステムに関連して、社会実装や事例研究などの実学的な部分を含めて口頭発表(合計50件)およびポスター発表(合計41件)を行いました。

IMG_0935IMG_0918シンポジウム全般にわたり、食品科学での技術開発や先導的な研究シーズを活用することで両国の農業地域での持続的活性化を図ることを重要課題として共有することができ、各セッションにおいては幅広く、そして専門分野において深化した議論ができました。また、会場には農業投資促進庁によるチュニジアの食品展示会が併設され、19日には食品産業(小麦粉製品、オリーブオイル、ワインの企業体)の視察を行い、研究分野のみならず食品産業分野での交流が図られました。今後、食糧生産を核とした地域活性に関係する研究分野におけるさらなる共同研究の誕生、また持続可能性をもつ非常にユニークなアイディアが期待されます。

Tunisia-Japan 2012 Symposium was Successfully Held

IMG_0340IMG_0939From 16th to 19th November 2012, Tunisia-Japan Symposium: Sustainable Society through Advanced Agro-Food Science and Quality was held successfully at Hotel Diar Lemdina in Hammamet Tunisia. This symposium was jointly organized by the National Agronomic Institute of Tunisia (INAT), Agricultural Investment Promotion Agency (APIA), Arid Regions Institute (IRA), Center of Biotechnology of Borj Cedria (CBBC) from Tunisia, and from Japan National Food Research Institute (NFRI), National Agriculture and Food Research Organization (NARO), ARENA & CANMRE of University of Tsukuba. A total of 158 people consisting of 44 Japanese, 158 Tunisian and 2 more scholars from Morocco participated this symposium.

IMG_0335IMG_1221The symposium started up with an opening remark by Prof. Mohamed KERKENI, the director of Ministry of Higher Education and Scientific Research, Tunisia, and followed by remarks of Mr. Tamotsu IKEZAKI, Charge’ d’Affaires ad interim of the Japanese Embassy in Tunisia, Prof. Mahmoud Elies HAMZA, the chair of Tunisian side, the director of the National Agronomic Institute of Tunisia (INAT), Dr. Seiichiro ISOBE, the chair of Japan side, National Food Research Institute (NFRI) and by Mr. Abdellatif GHEDIRA, CEO of Agricultural Investment Promotion Agency, Tunisia.

IMG_1173IMG_0938Subsequently, two Japanese and one Tunisian gave keynote lectures. Firstly, Dr. Kiyoshi Hayashi, the director general of National Food Research Institute (NFRI) gave the report on the effect on food of radioactive substance caused by Fukushima nuclear disaster and the governmental responses. Then, Mr. Ali KLEBI, CEO of Vitalait Co., Ltd. reported the situation of food industry in Tunisia especially on dairy products. Lastly, Prof. Kazumi YAGASAKI, Tokyo University of Agriculture and Technology reported the role of polyphenol functionality to health. These highly suggestive keynote lectures helped the audience to recognize the importance of Food Safety and Food Functionality as a theme of this symposium and to understand the roles of each session and workshops afterwards.

IMG_1296IMG_1322IMG_1333The symposium had five sessions entitled “Food Science”, “Food Safety”, “Food Functionality”, “Food Engineering” and “Food System (Economy)” towards “Sustainable Society through Advanced Agro-Food Science and Quality” by both food scientific approach and social scientific approach. In the sessions, we had 50 oral presentations in total which reported the system of agriculture to food production with lots of examples of practical methods e.g. social implementation and case studies. Also, 41 poster presentation were held by both Tunisian and Japanese students.

IMG_1357IMG_1332In general, the participants could share to recognize the important task to promote sustainable activation in agricultural regions of both countries by application of technological development of Food Science and of pioneering research seeds. In each session, they could have wide-range and also deepened discussions at professional fields. At the venue, we had an exhibition of Tunisian food products supported by Agricultural Investment Promotion Agency, and on 19th technical tour to Tunisian food industry (Warda, the pasta factory, Sadira, the olive oil farm and factory, Les Vignerons de Carthage, the winery and Office National de l’Huile ). Through these exchanges not only of academic fields but of food industries, the formation of new research collaborations and unique ideas aimed at sustainable revitalization and activation of regional economies are definitely expected for the future.IMG_1353

第55回ARENA定期セミナーを開催しました

第55回ARENA定期セミナーを下記のとおり開催しました。

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■ 日時:
2012年12月6日(木) 17:30-19:00

■ 場所:
共同研究棟A303(ARENA会議室)

■ 講演者:
渡邊 祥子 氏
(日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所 地域研究センター 中東研究
グループ 研究員)

■ 課題:
「アルジェリア・ウラマー協会におけるイスラームと政治」

■講演要旨:
公的領域を監督する国家から、私事化された宗教が分離される政教分離モデルは、近代国家の理念の一つであると考えられてきた。しかしながら、実際には宗教と国家の関係は地域によって多様であり、近代におけるその再定義の過程には、宗教側の人々も関わっていた。本報告では、植民地時代の アルジェリアにおける在野のウラマー(イスラーム知識人)の団体、アルジェリア・ウラマー協会(1931年創設)を事例に、 イスラームと政治の関係についての彼らの思想を読み解き、 アルジェリアの政教関係史におけるその意義を展望する。

当日のポスターはこちら

サイエンスアゴラ2012のトークセッションに礒田博子・副センター長が出演

独立行政法人科学技術振興機構(JST)が主催する科学振興イベント「サイエンスアゴラ2012」のトークセッションに礒田博子・副センター長がチュニジア人留学生とともに出演し、医薬品、リラックス効果、美白化粧品などさまざまな用途に役立つ薬用植物の機能を紹介しました。

  • 企画名: 「サイエンスの力で開発途上国を救え
    (独立行政法人 科学技術振興機構 地球規模課題国際協力室 主催)
  • 概要: クイズあり、賞品あり、笑いあり。楽しみながらサイエンスの最先端に触れることができるSATREPSのトークセッション。開発途上国を舞台に活躍する科学者たちが続々、登場。
  • 出演セッション名:
    「地中海アロマの魅力を解明し、チュニジアの人々を救え」
  • 日時: 11月11日 11:00、15:00


高原寿一・在チュニジア新日本国大使の昼食兼送迎会(在京チュニジア大使主催)に出席

11月8日、カスリ在京チュニジア大使の主催により、今月中旬よりチュニジアに赴任される高原寿一在チュニジア日本大使を昼食兼送迎会が開催され、北アフリカ研究センターより中嶋光敏センター長、礒田博子・北アフリカ・地中海事務所長、柏木健一・北アフリカ・地中海事務所副所長が出席しました。同昼食会には、森喜朗・元総理、海江田万里・前経済産業相、西村康稔・議員、小沢鋭仁・議員、糸川正晃・厚生労働政務官、小野安昭・元在チュニジア日本大使、肥沼光彦・国際協力機構中東・欧州部部長、押切義春・日本チュニジア協会理事も出席され、高原新大使のチュニジアでのご活躍を祈念するとともに、日・チュニジアの友好と協力強化について意見交換が行われました。また、来年6月に開催される第5回アフリカ開発会議(TICAD V)に向けた日・チュニジアの取り組みや、本学をはじめとする日本の大学の学術・科学技術面での役割についても議論が展開し、終始有意義な会となりました。

左から、礒田博子・北アフリカ・地中海事務所長、海江田万里・前経済産業相、
カスリ在京チュニジア共和国大使、森喜朗・元総理、
小野安昭・元在チュニジア日本大使、肥沼光彦・国際協力機構中東・欧州部部長

左から、中嶋光敏・北アフリカ研究センター長、糸川正晃・厚生労働政務官、
西村康稔・議員、高原寿一・在チュニジア新日本国大使、小沢鋭仁・議員、
押切義春・日本チュニジア協会理事、柏木健一・北アフリカ・地中海事務所副所長

アルジェリア国営放送ENTVに北アフリカ研究センター共同研究員・青柳悦子教授が出演

アルジェリア国営放送ENTVの「Canal Algérie」というチャンネルで「東方の輝き」と題した特集番組が組まれ、日本の伝統文化や日本で活躍するアルジェリアに縁の深い人々が紹介されました。

この番組の中で、北アフリカ研究センターの共同研究員である青柳悦子教授(筑波大学・人文社会系)がアルジェリア文学の研究者として取り上げられ、アルジェリア文学の可能性とその記念碑的始祖となる作品『Le Fils du pauvre(貧者の息子)』(ムールード・フェラウン)の研究についてお話しをされました。

チュニジアに語学留学した学生が海外体験発表会でプレゼンを行いました。

北アフリカ研究センター(ARENA)および北アフリカ・地中海事務所(CANMRE)の支援のもと、チュニジア・チュニスの「ブルギバ・スクール」に2012年夏に語学留学(アラビア語)した国際総合学類の井上佳茄さんが11月3日に行われた海外体験発表会でプレゼンを行いました。


イベント名:女子大生が語る、世界の「今」

2012年の夏に、海外経験をしてきた女子筑波大生4人によるプレゼン企画。
彼女らが見た世界の本当の姿とは、そして自分の中に芽生えた変化とは…。
「女子大生」ならではの、鋭く繊細な視点で、世界を語ります。
入場無料、もちろん来場者の性別は問いません!
海外に興味がある方、プレゼン内容に興味がある方、新しいことを始めたい方…。
たくさんの人との出会いの場になりますように。
プレゼンター・企画者一同、お待ちしております!

【日時・場所】

11月3日(土)13:00~15:00
@3学ラウンジ(3食と粉クリの間)

【当日スケジュール】

13:00 ごあいさつ
13:05 プレゼン(1)伊藤有里乃(インド:ボランティア:1週間)
13:25 プレゼン(2)井上愛美(オーストラリア:ボランティア・語学研修:3週間)
13:45  -休憩-
13:55 プレゼン(3)荒井ひかる(フィリピン:語学研修:4週間)
14:15 プレゼン(4)井上佳茄(チュニジア:語学研修:4週間)
14:35 企画(仮)
15:00 終了、フリートークタイム

チュニジア-日本2012シンポジウムのご案内

Tunisia-Japan 2012 Symposium:

Sustainable Society through Advanced Food Science

チュニジア-日本2012シンポジウム

「食品科学研究を通じた持続的社会の形成」

The Tunisia-Japan 2012 Symposium on Food science will be held in Hammamet, Tunisia. This symposium has planned using strong networks of Tunisia-Japan Symposium on Science, Society and Technology (TJASSST) since 2000. This symposium will focus about the Sustainable Society through Advanced Food Science.

チュニジア-日本の食品科学に関するシンポジウムは、2000年よりチュニジアにおいて開催されてきましたチュニジア-日本 科学・社会・技術シンポジウム (TJASSST)のネットワークを元に、「食品科学研究を通じた持続的社会の形成」をテーマとして開催されます。

Date / 日時

16th Nov- 19th Nov, 2012

2012年11月16日(金)-11月19日(月)

Venue / 開催場所

Hammamet, Tunisia

チュニジア共和国、ハマメット

Organizers / 主催者

        -National Agronomic Institute of Tunisia (Tunisia)

         カルタゴ大学チュニジア国立農業技術学院(INAT)

        ‐Arid Regions Institute (Tunisia) 乾燥地研究所(IRA)

        - Center of Biotechnology of Borj Cedria (Tunisia)

         ボルジュセドリア・バイオテクノロジー・センター(CBBC)

        - National Food Research Institute, National Agriculture and Food

        Research Organization (Japan)

         独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所

        - ARENA & CANMRE, University of Tsukuba (Japan)

         筑波大学 北アフリカ研究センター、筑波大学北アフリカ・地中海事務所

Sessions / セッション

Food Science(食品科学)

Food Safety(食品安全)

Food Functionality(食品機能)

Food Engineering(食品工学)

Food System (Economy) (食品システム(経済)

Schedule / 日程

16 Nov (Fri) Registration, Opening Ceremony, Plenary Lectures

17 Nov (Sat) Scientific Program

18 Nov (Sun) Scientific Program

19 Nov (Mon) Study Tour

General Chairs

Tunisia: Prof. Mahmoud Elies HAMZA (INAT)

Japan: Dr. Seiichiro ISOBE (NFRI, NARO)

Queries or remarks / お問い合わせ

tunisia.japan2012”@” gmail.com (please replace”@” to @)